...あるいは小団子百二十個ずつ二包みとなし置くなどのことありし由...
井上円了 「おばけの正体」
...これも予(あらかじ)め願ふて置く...
巌谷小波 「こがね丸」
...君の気持だけは然しありがたく貰って置くよ...
上田広 「指導物語」
...いうことを差控(さしひか)えて置くのだ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...やっぱり変装して来た方がいいよ」この吉報を聞いて打捨てて置く訳には行かぬ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...書道興って悪筆天下に満ちるの観があるので自戒のため此を書きつけて置く...
高村光太郎 「書について」
...三条公と岩倉公との事蹟を調べて置くようにとの仰せがあったので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...我輩はこれほどに切なる沢田君の手紙をも封を切らずに十年間も放り出して置くような人間である...
中里介山 「生前身後の事」
...明日まではそうして置くがよいと...
中里介山 「大菩薩峠」
...からだけをまた出して置く...
中島敦 「牛人」
...伏せた上へ肉のついた丸い手を置く...
夏目漱石 「虞美人草」
...死骸の裾を直して置くのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...しかし知りたき人は漸次に知り置くべし...
正岡子規 「俳諧大要」
...どこまでの用意をして置くかを調べて...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...夫婦喜びて一間の内に置く...
南方熊楠 「十二支考」
...和漢インド皆厩に猴を置く...
南方熊楠 「十二支考」
...比較的急ぐものを上にして置くのである...
森鴎外 「あそび」
...その裾野を置くほかは何等の前景を持たぬ富士それ自身の眺めである...
若山牧水 「樹木とその葉」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??