...リーヤ・カーが置きっ放しになっているではなし...
海野十三 「第四次元の男」
...批評なんか戸外に置きっ放しにしておいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...玄関に置きっ放しにした筈だった...
豊島与志雄 「変な男」
...坂本の宿へ馬を置きっ放しにして姿を晦(くら)ましたのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして全く動けないようにして、また比目魚を置き返すように表を返して、大道の真中へ、置きっ放し、「誰も手をつけると承知しねえぞ」こういって山崎譲は、がんりきから剥ぎ取った着物、持物、その懐中物、胴巻に至るまで、一切まとめて小脇にかいこみ、ふらりとその場を行ってしまいます...
中里介山 「大菩薩峠」
...箪笥(たんす)の上に置きっ放しにしたまま」夫婦以外に下女しかいない彼らの家庭では...
夏目漱石 「明暗」
...しばらく文箱を隣室に置きっ放しにしたことなどがはっきり思い出されます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その人が置きっ放しにしておいたなら...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「火夫」
...この置きっ放しになっている書類はたいていはとくに大きな大きな束であった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...同僚を刺戟しようとする誇りで一時的に置きっ放しになっているのだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...実際あの男は社長のデスクの上に置きっ放しにしてあった葉書の差出人や文面などを...
平林初之輔 「五階の窓」
...それをこじ上げるようにして抜いて)これを置きっ放しにしてさ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...それをこじ上げるようにして抜いて)これを置きっ放しにしてさ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...オヤジさんも共に船に置きっ放しで...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...荷物もなにも置きっ放しでとびだしてったきりです...
山本周五郎 「季節のない街」
...そのまま置きっ放しぐらいは構いませんが...
夢野久作 「悪魔祈祷書」
...焼き残りの書類をそこに置きっ放しにしたまま...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...お粂は熱海へ置きっ放して江戸へ帰った方が世話がねえというもんだ...
吉川英治 「江戸三国志」
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