...彼は自分の罪過を認めて謝罪した...
...罪過を償うために、社会奉仕活動に参加した...
...彼の罪過は重大すぎて、一生償いきれないだろう...
...その事件で被害者に与えた罪過を深く悔いている...
...彼女は自分が犯した罪過をひたすら懺悔した...
...共に同樣の罪過を犯し...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...茶飮話をするやうに自分の罪過を告白する者は申分のない馬鹿である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...日本語に之を重訳(ちようやく)して罪過と謂(い)ふは稍々(やゝ)穏当ならざるが如(ごと)しと雖(いへど)も...
石橋忍月 「罪過論」
...若し世間に罪過は悲哀戯曲に不必要なりと言ふ者あらば...
石橋忍月 「罪過論」
...彼は決ツして悲哀戯曲のみに通用する「罪過」の語を用ひずして...
石橋忍月 「罪過論」
...罪過も衝突(コンフリクト)も行為結果の動力を意味するに至つては同一なり...
石橋忍月 「罪過論」
...罪過なくんば結果なし...
石橋忍月 「罪過論」
...只(たゞ)其間に彼此優劣の差あるは、一に罪過の発生、成長の光景を写すに巧拙あるが故なり...
石橋忍月 「罪過論」
...敢(あへ)て罪過論を艸(さう)して世上の非(アンチ)罪過論者に質(たゞ)す...
石橋忍月 「罪過論」
...沼南の百の欠点を知っても自分の顔へ泥を塗った門生の罪過を憎む代りに憐(あわれ)んで生涯面倒を見てやった沼南の美徳に対する感嘆は毫(ごう)も減ずるものではない...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...虚偽と罪過との形相的根拠がただそれにのみ存するところの欠存は...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...』 170165 人間の不幸と罪過とは神明の所爲と信ぜられたり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...自由主義の罪過はもっと正確に指摘されねばならず...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...芸術の罪過と人類の悪徳とを帰していた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その上この罪過は...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...罪過の証拠が最も完全であり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...淫欲(いんよく)と焼きつくような罪過との底深く降りて行った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...その社会的存在を守るに力ない無権利から発したさまざまの罪過に対して...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
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