...彼は罪科を犯したため、刑務所に入った...
...罪科を犯すと、社会的信用が失われることもある...
...罪科を犯さないように法律を遵守することが大切だ...
...彼女は罪科を犯すようなことは絶対にしないと言っていた...
...罪科を犯した場合、罰金や刑務所に入ることもある...
...つまり堂脇のじじいが僕たちの運命をすっかり狂わしてしまったんだよ……どうだ少しドモ又に似てきたか……他人の運命を狂わした罪科に対して...
有島武郎 「ドモ又の死」
...何罪科(なにとが)あつて僕を...
巌谷小波 「こがね丸」
...その罪科は逃れないことだと思いまして...
田中貢太郎 「義人の姿」
...この父子の罪科如何...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ばかばかしい人違いの罪科で...
中里介山 「大菩薩峠」
...遂げしめるべき罪科(とが)あらん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...殺すべき罪科に該(あた)るものは...
平出修 「逆徒」
...罪科や詮議のためではございません...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...「のう、わしが、事あたらしゅう、いうまでもないことじゃが――」と、老いたる師匠は、煙管(きせる)を捨てて、「悪党ばらの、甘言奸謀の牲(にえ)となった、松浦屋どのの、御不運のはじめが、密輸出入(ぬけに)の露見――それと見ると、あの人々は、これまで、おだて上げ、唆(そそ)り立てていたのとうら腹に、おのが身の、身じん幕をまたたく間につけ、父御(ててご)にのみ、罪を被(かぶ)せたばかりか、お取調べの間の御入牢中をいい機会(しお)に日ごろから、そなたの母御の容色に、目をつけていた、土部三斎――浪路どのの父御が、そなたの母御を屋敷に招いて、さまざまうまいことを並べた末、操(みさお)を任せなば、父御の罪科を、何ともいいこしらえて、のがれ得させようとの強面(こわもて)――そのときの、母御のおくるしみ、お歎きは、いかばかりであったろうぞ! 三斎の意をうけた同類が、どのように、母御をおびやかし、おどかしつづけたかも、思うてもあまりがある――とうとう、長崎一の縹緻(きりょう)よし、港随一の貞女とうたわれていた母御は、あたら、まだ成女(おんな)ざかりを、われとわが身を殺してしまわれたのじゃ――な、雪之丞、それを忘れはいたされまいな?」「は――い――」と、雪之丞は、とろけた鉛が、五臓六腑を、焼きただらせるばかりの苦しみを、じっと押し怺えながら、「おぼえておりまする――母親の、あのむごたらしい死にざまを、子供ごころに、ただ怖ろしゅうながめました晩のことは、ありありと胸にうかびまする」「そうであろ、いかに頑是(がんぜ)ないころであったにいたせ、生みの母御の、知死期(ちしご)の苦しみを、ひしと身にこたえなかったはずがない――かの三斎どのこそ、父御(ててご)を陥れたのみではなく、母御を手にかけたも同然のお人じゃ――」と、菊之丞は、きびしく言ったが、ふと太い息をして、「とは申すものの、あの浪路どのに、何の罪もないのは、わしとても、よう知っている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...私の行爲は法文によるそれらの罪科を構成してゐることに...
室生犀星 「帆の世界」
...……しかも罪科は死罪だという...
山本周五郎 「めおと蝶」
...もっとも勘弁ならぬのは私が罪科を問われて押籠(おしこめ)にされたと...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...家禄没収のうえ城下より十里外に追放という罪科が当てられている...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...盗んだ金の罪科(つみとが)は...
吉井勇 「或る日の小せん」
...この武松のやった罪科(つみとが)は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――ものいえば罪科(とが)になる唖の世に...
吉川英治 「親鸞」
...罪科、軽からず、自首に及ぶところ也(なり)...
吉川英治 「平の将門」
...花世の罪科が明白になれば...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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