...繼母は渠に優しい命令をした...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...義雄自身の直つてしまつた或病氣を急激に受け繼いだが爲め...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...尚、『この樣子では、この方は、まだ御自分が死んだことを自覺してゐませんな』と、言葉を繼ぐ...
海野十三 「心靈研究會の怪」
...春夏(しゆんか)の候(こう)は能(よ)く繼續(けいぞく)するを得(え)しも...
關寛 「命の鍛錬」
...そこで慶喜公が其後(そのゝち)を繼いで將軍となられたのである...
塚原蓼洲 「兵馬倥偬の人」
...東禪院板と開元寺板とが繼續して居る...
内藤湖南 「大阪の町人と學問」
...家學の繼續により流派の生ずることを...
内藤湖南 「支那目録學」
...神社であつても佛閣であつても莊嚴の氣人を壓するものは之を造營した各の人及び爾後の繼續せる長い時の間之に奉仕する人々の敬虔なる態度の具體的表現である...
長塚節 「教師」
...「本當(ほんと)に俺(お)ら先刻(さつき)からさう思(おも)つてんだが立派(りつぱ)な花(はな)ぢやねえかな」おつたは庭先(にはさき)の草花(くさばな)に復(ま)た噺(はなし)を繼(つ)いだ...
長塚節 「土」
...然レドモ是ニ繼デ思慮ノ能力ヲ練熟スルコトナシト...
西周 「學問ハ淵源ヲ深クスルニ在ルノ論」
...俗語の「來ル發途」「行ク發途」「言タ發途」「見タ發途」皆其初頭を證して後繼を兆する語也...
西周 「尚白箚記」
...自分だけロンドンへつて公使事務の引繼をして...
野上豐一郎 「大戰脱出記」
...繼母のお瀧が召捕られてから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この美しい繼母からは何んにも引出せません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一つは繼母のお嘉代が文次郎を武士にするために...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...これは一體どうしたことだらう? 何でもさる婦人貴族が王位を繼承する順序になつてゐるさうだが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「狂人日記」
...即ち感覺内容の同時存在もしくは繼起の如きはこれである...
三木清 「認識論」
...然るに歴史的時間が繼起的持續であるといふことは...
三木清 「歴史哲學」
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