...性質上創業費中に繰り込む事の出來るものは成るべく繰り込む事にした...
高濱虚子 「續俳諧師」
...公園へ花見連中が繰り込むのを見ても何とも感じないが...
種田山頭火 「其中日記」
...元のやうに經書の一部分に繰り込む譯にいかぬ...
内藤湖南 「支那の書目に就いて」
...いよいよそれが城下に繰り込む時は...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...吉原へ繰り込むのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...吉原へ繰り込むのですが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...男は好いし」「お前見てえだな」「仲町へ繰り込むと三日も來ない事が時々あるさうですよ」八五郎の報告はそれで全部でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もうそろそろ王様に逢いに行こうとそのつもりをしていると「カアマス・ショオ」の連中とこれから「すず本」へ繰り込むのだという...
久生十蘭 「魔都」
...彼等を迎へ降して仁王門の椽の下へ繰り込む同勢と知れた...
牧野信一 「鬼の門」
...「あしたはひとつ台地へでも繰り込むかな...
牧野信一 「白明」
...山上の酒神の宮へ繰り込むといふ有様を詳さに伝へた文献に出遇つて...
牧野信一 「バラルダ物語」
...大津絵の按摩さんまで続々繰り込む...
山本笑月 「明治世相百話」
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