...高い蒼空に縷々(るる)と昇っていた...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...正造は縷々三時間にわたる長講を試みて聴衆を嗚咽させた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...鬼に就いて縷々千万言を開陳できるのでもあらうが...
太宰治 「お伽草紙」
...そう云う風に例を引き出すと縷々(るる)として際限がないのであったが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...処女にして文学者たるの危険などを縷々(るる)として説いて...
田山花袋 「蒲団」
...そして縷々(るる)として霊の恋愛...
田山花袋 「蒲団」
...七代まで遡って縷々懇切に述べている...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...我また英雄を夢見るの記を縷々と叙したEとか...
牧野信一 「貧しき日録」
...書物には縷々とその薬効が述べてある...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...五時間(八時まで)縷々綿々として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...縷々(るる)の詫び言をくり返した...
吉川英治 「剣難女難」
...縷々(るる)として香煙を絶たず...
吉川英治 「三国志」
...縷々(るる)と今後の方策がしたためてあった...
吉川英治 「三国志」
...もとよりそれはさいごの言で、それをいうまでには、「先頃から両軍のあいだに、和睦(わぼく)の内談がすすめられ、愚衲(ぐのう)がその折衝(せっしょう)に当って、数次、羽柴方と会見しておりましたが」と、そのいきさつを語り、またこの城の守将の一命を助けん、助け難し、とする両軍の面目問題が暗礁(あんしょう)となって、ついに行き悩んでしまった実情をも、事こまかに話した末、「ここは其許(そこもと)のお心一つで、毛利家の安泰も確約され、ふたつには、多くの城兵や無辜(むこ)の民も、つつがなく助け出されることになるのでな……」と、縷々(るる)、真心と熱弁をかけて、彼にそれを説いたものであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして縷々(るる)と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そしてまた燕青(えんせい)は、わしに代って、庫(くら)の鍵(かぎ)をあずかり、よく家事一切の留守をかたくして欲しいと、縷々(るる)、言い渡しを、言い渡した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...彼が縷々(るる)として話しだす事々には微塵(みじん)の飾り気も偽りもなかった...
吉川英治 「親鸞」
...いつも縷々(るる)極言(きょくげん)して謝(あやま)っている...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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