...人家の間、路縱横に通じ、石を敷けり...
大町桂月 「沖の小島」
...十六島とは、霞ヶ浦を西にし、浪逆浦を東にし、大利根を南にし、北利根を北にせる、一帶幾萬頃の平地にて、水路縱横に通ず...
大町桂月 「鹿島詣」
...商船や軍艦が縱横無盡に海を駈け廻る...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...アカイア族の陣中を 450縱横はげしく驅けり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...縱横無碍に原上を走り駈け行く...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...原上に縱横無碍に馳け走り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロースの馬原上を 105縱横無碍にかけり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...トロイア軍の隊列を縱横無碍に追ひまくる...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...かくて縱横百尺の火葬臺を設け...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...はては極東「謎の國」「鍵を失くした玉手箱」の國に至る海とを縱横に驅けめぐらねばならなかつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...自己の長所を縱横に揮灑し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...彼と同腹一體の苦談樓主人は縱横策を畫して風雪を煽ぐに日も維れ足らざるに非ずや彼は巧みに現れんが爲に巧みに隱れたるのみ彼は遲鈍なる如くにして反つて巧遲に容易に放たず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...斷面には縱横に切れ目があつて恰も十文字に繩を掛た大荷物が問屋の庭に積み揚げられたやうな形である...
長塚節 「鉛筆日抄」
...彼(かれ)はそれでも根(こん)よく白(しろ)い瓦斯絲(ガスいと)を縱横(じゆうわう)に畑(はたけ)の上(うへ)に引(ひ)つ張(ぱ)つてひら/\と燭奴(つけぎ)を吊(つ)つて威(おど)して見(み)た...
長塚節 「土」
...此方(こつち)の監視の隙を狙つての縱横無盡の活躍で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本の將棊盤の目は縱横九つあるが...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...もうその水の面まで縱横に伸びて來た...
吉江喬松 「山岳美觀」
...そこの眞つ黒な中に縱横してゐる巨大な梁(はり)を見て...
吉川英治 「折々の記」
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