...心地のいい新しい雪の上を縦横に滑った...
板倉勝宣 「五色温泉スキー日記」
...地層の下には気道縦横に通じて...
井上円了 「おばけの正体」
...フランスの自由民権の思想などというものが縦横に交叉して紹介され...
井上哲次郎 「明治哲学界の回顧」
...海と陸とを越えて世界を縦横に活動すべき権利を与えられたる世界の人としての日本人となったのである...
大隈重信 「文明史の教訓」
...左部は地底深く縦横に根を張っている大樹の姿を思った...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...森から森へと空の高路を縦横に...
薄田泣菫 「独楽園」
...縦横に旋回しているのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...私は松原の中の路を縦横に歩いた...
田山録弥 「あさぢ沼」
...さまざまな線が縦横に引かれており...
豊島与志雄 「絶縁体」
...俳論を縦横に書いて月並派を攻撃して...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...兎の路が縦横に綾を織る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...縦横に打ち割られて...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...その全地域にわたって、縦横に踏査して、雪の量を測定するのであるから、並大抵の仕事ではない...
中谷宇吉郎 「雪は資源である」
...十畳間を二つ貫き欄間から欄間には子供のつくつた小さな日章旗と聯隊旗が縦横に張り回され...
牧野信一 「サクラの花びら」
...脚が達者で縦横に本郷から下谷...
森鴎外 「雁」
...どうするだろう」空想は縦横に馳騁(ちへい)して...
森鴎外 「雁」
...軍は負け色立つと見るや鉄の針鼠を無数に繰り出して縦横に血の軌(わだち)をえがき...
吉川英治 「三国志」
...縦横に斬って通りながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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