...必ずや縉紳(しんしん)死を致す有らば...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...ある縉紳(しんしん)の家にいる婢(じょちゅう)を買って細君にしたが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿霞」
...淮安(わいあん)の縉紳(しんしん)の屋敷の中にいて土地の少年子弟を教授していた...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...数日して某縉紳(しんしん)の子が十一娘に結婚を申しこむことになったが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...縉紳の家へ結婚を許したが...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「封三娘」
...貴顕縉紳(しんしん)の邸宅へ接近することは出来なかった訳であるが...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...たゞ當時代の縉紳の類型と言ふものを思ひ出すに過ぎずと批評すれども...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...身分高き中央縉紳の生活を摸倣せんことを欲求する風盛んとなり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...この間に於て武人にありても、頼朝の如き天才的政治家、義經の如き天才的戰術家を生み、縉紳の間にても、比較的低き階級より藤原信西・大江廣元の如き經綸の材を有する人々出で來りて、階級と思想との動搖一般的に行き亙れり...
内藤湖南 「日本の肖像畫と鎌倉時代」
...第二段において叙せらるべき一縉紳の生活の背景を画かんがためである...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...けだし実隆は縉紳(しんしん)中の流行(はや)り役者であり...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...京都では宮方や縉紳の邸に迎えられ...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...明応ごろには総じて『源氏物語』の流行も縉紳間に衰えたので...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...縉紳(しんしん)の家の内部の派手な様子を語って聞かせることができた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...多数の縉紳(しんしん)は皆きらびやかに風采(ふうさい)を作っているが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...過一縉紳家門...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...公卿縉紳(くげしんしん)と密接な結びがあり...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...林羅山(はやしらざん)にまなび京の縉紳(しんしん)にまで知られた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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