例文・使い方一覧でみる「緩やか」の意味
スポンサーリンク...と言うよりもむしろあり得る限りの緩やかさであって... 
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...のさりのさりと緩やかな歩みを運んで行く...
飯田蛇笏 「茸をたずねる」
...赤城山が北東にのばした緩やかな大裾野を...
石川欣一 「山を思う」
...今度の巡検使は、厳しいか、緩やかなのか、領内の者が脈を引いて見るのは、最初の宿の三島という事に代々極っているのだが、純之進の態度が若きに似ず意外に厳格なので、これは一筋縄では行かぬと覚ったらしかった...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...勾配緩やかなる路を...
大町桂月 「冬の榛名山」
...そして裾野は緩やかに東北方に流れて...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...その緩やかな調べはどうだろう...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...極めて緩やかに揺れていた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...五秒ほどと思われる長い週期でみし／＼みし／＼と音を立てながら緩やかに揺れていた...
寺田寅彦 「震災日記より」
...緩やかな石の坂道を下り続ける...
中島敦 「環礁」
...緩やかな石の坂道を下り続ける...
中島敦 「夾竹桃の家の女」
...みんなは緩やかな足どりで...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「餓えた人々（習作）」
...正しく読むためには緩やかに読まねばならぬ...
三木清 「如何に読書すべきか」
...彼等の書物を味うために我々もまた緩やかに読まねばならず...
三木清 「如何に読書すべきか」
...もしその坂が緩やかだったら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...山腹の傾斜の比較的緩やかなる地...
柳田國男 「地名の研究」
...喘鳴がピッタリと止んで『その通りその通り』という風に老先生の頭が枕の上で二三度縦に緩やかに動いたと思うと...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...何か考えているらしい緩やかな歩度（ほど）でコトリコトリと近付いて来るのであったが...
夢野久作 「怪夢」
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