...細緡香餌(さいぴんこうじ)を良竿(かん)に垂れ...
石井研堂 「研堂釣規」
...緡(さし)から穴のあいたのを一つ一つ...
泉鏡花 「悪獣篇」
...緡束(さしたば)を両手に...
泉鏡花 「薄紅梅」
...それ緡蛮(めんばん)たる黄鳥は丘隅(きゅうぐう)に止るとと云う文句で始まっているこの曲はけだし春琴の代表作で彼女が心魂(しんこん)を傾(かたむ)け尽(つく)したものであろう詞は短いが非常に複雑な手事(てごと)が附いている春琴は天鼓の啼く音を聞きながらこの曲の構想を得たのである手事の旋律(せんりつ)は鶯の凍(こお)れる涙今やとくらんと云う深山(みやま)の雪の※(と)けそめる春の始めから...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...玉代として銭の緡(さし)を半分に折りて差出すを習ひとするが故に...
中里介山 「大菩薩峠」
...折助は暗いところでまあちゃんと戯れ夜鷹(よたか)を買い緡(さし)を折り鼻を落し小またを掬(すく)い狎(な)れ合い時としてはデモ倉となり時としてはプロ亀となりまった...
中里介山 「大菩薩峠」
...そこで米友は緡(さし)を取って...
中里介山 「大菩薩峠」
...別に盤台にのせて夥(おびただ)しい緡銭(さしぜに)を積み上げさせました...
中里介山 「大菩薩峠」
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萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...一壺の酒と一緡(いちびん)の銭とを持って...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...しからざれば一壺の酒一緡(いちびん)の青をもって土産として...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...金一緡を持参におよび...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...礼と称して青一緡と太刀代とを携えて...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...土産として青半緡を携えたとある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...黄金百万緡(ひゃくまんびん)は門前のくろ(犬)の糞のごとしと...
正岡子規 「曙覧の歌」
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正岡子規 「俳人蕪村」
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正岡子規 「俳人蕪村」
...銭百緡(さし)を以て樹下に臥して失うた者あり...
南方熊楠 「十二支考」
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