...非常の締まり屋にて...
井上円了 「おばけの正体」
...この戸締まりを厳重にしたのは...
江戸川乱歩 「影男」
...万事が大阪時代から見ると締まり屋になった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...老嬢の侍女であり司教閣下の家事取り締まりであるという二重の肩書きを持つようになっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...すなわち入り口の戸の締まりに関してであった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...道路取り締まり違反の調書がのってる記録を開いて何か書き入れながら...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...秩序取り締まりの規則や警察の目をのがれて種々なことをやる...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...錠前と海老錠(えびじょう)との二重の締まりをした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ちっとも締まりがない...
夏目漱石 「三四郎」
...とにかくはいってみよう」まだ戸締まりがしてないと見えて...
平林初之輔 「祭の夜」
...戸締まりもあまり安全じゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...白い髪と、色のあせた眼と、薄ばらいろの頬と、締まりのない、さえずるような声とを持った老嬢で、いつでもその赤い両手を、卓布の上にいささか恰好(かっこう)よく並べようとしていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...この問題だけを謝絶しきれずに締まりがなく受け入れた自分の弱さからこんな悲しい思いをすることにもなったと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...善良といっても単にお人よしの締まりのない人は頼みになりません」と訓(おし)えておいでになるのを聞いていて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...締まりなく人のいる気配(けはい)があまりにもよく外へ知れるのである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「失礼だがこの絃(いと)の締まりぐあいをよく見て調音をしてほしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...次の化粧の間の襖から湯殿への板戸が締まり...
室生犀星 「われはうたえども やぶれかぶれ」
...まるで締まりがないぞ...
吉川英治 「江戸三国志」
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