...いかなる事をか緊要ならずとして棄て置くべき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...何か緊要なあるいは答弁に値する駁論は容易になし得ないであろう...
デカルト Renati Des-Cartes 三木清訳 「省察」
...それ故にこの疑問を解くことは我国の学問の正常な発達のために緊要なことではないかと思われるのである...
寺田寅彦 「学位について」
...もう一と幕と思うところで打出しにするという「節制」は教育においてもむしろ甚だ緊要なことではないか...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...滔々と迫るファシズムの嵐のなかにおいては緊要な現実だ...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...今はただこの小説を始めるのに欠くことのできないきわめて緊要な消息だけにとどめておこう...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...心を靜にして永遠の利害を察すること最も緊要なり...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...愛國の志あるも愛國の路を求むるの緊要なるを知り...
福澤諭吉 「亞細亞諸國との和戰は我榮辱に關するなきの説」
...分限を越えざること緊要なるのみ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...とにかくに寄りつきを好くするこそ緊要なれ...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...今日の日本においてはなはだ緊要なりと信ずれども...
福沢諭吉 「学問の独立」
...我文明の富を損するなきこと緊要なるのみ...
福沢諭吉 「帝室論」
...そうして利害を共通する女給や仲居や女中の組合が緊要なことを思わずにはいられなかった...
細井和喜蔵 「女給」
...いかにも重大な緊要なものに思われ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...媚薬とか房中剤とか実際不緊要な物に夥しく金銀を外邦へ失い居ると知り...
南方熊楠 「十二支考」
...それも平常の生活に美を交えしめることが最も緊要なこととなります...
柳宗悦 「美の国と民藝」
...まずこれ等の区別をつけることが緊要なのです...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...この研究報告は日本人の食物と栄養観念とにも緊要な反省資料を提供するものであらう...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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