例文・使い方一覧でみる「綻」の意味


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...時々畫面の裝飾的効果に多少の破を生じてゐるかも知れない...   時々畫面の裝飾的効果に多少の破綻を生じてゐるかも知れないの読み方
芥川龍之介 「二人の紅毛畫家」

...たとひその經濟上の破が原因をなさぬまでも...   たとひその經濟上の破綻が原因をなさぬまでもの読み方
石川啄木 「小説「墓場」に現れたる著者木下氏の思想と平民社一派の消息」

...若しか夫の顔のどこかに(ほころ)びでもあつたら...   若しか夫の顔のどこかに綻びでもあつたらの読み方
薄田泣菫 「茶話」

...それとも長い煙管(きせる)で巻きつけられたがためのびか...   それとも長い煙管で巻きつけられたがための綻びかの読み方
田中貢太郎 「春心」

...春になれば鶯が啼いて花がび...   春になれば鶯が啼いて花が綻びの読み方
谷崎潤一郎 「二人の稚児」

...破に瀕(ひん)した清川との恋愛を辛うじて繋(つな)ぎ止めているのに違いなかった...   破綻に瀕した清川との恋愛を辛うじて繋ぎ止めているのに違いなかったの読み方
徳田秋声 「仮装人物」

...融自身の破だらけな生活や卑小な仕事が...   融自身の破綻だらけな生活や卑小な仕事がの読み方
徳田秋聲 「歯痛」

...その破を瀰縫するための市当局の無茶を見て...   その破綻を瀰縫するための市当局の無茶を見ての読み方
戸坂潤 「社会時評」

...特に文化現象に於ては公私間の破が現われ易いのであるが...   特に文化現象に於ては公私間の破綻が現われ易いのであるがの読み方
戸坂潤 「一九三七年を送る日本」

...あまり厳密に考えると少しは破(はたん)が出そうであります...   あまり厳密に考えると少しは破綻が出そうでありますの読み方
夏目漱石 「創作家の態度」

...幾度か破(はたん)の危機を経(へ)た中年以後の夫婦生活に入っても...   幾度か破綻の危機を経た中年以後の夫婦生活に入ってもの読み方
野村胡堂 「楽聖物語」

...少し(ほころ)びた唇...   少し綻びた唇の読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...床の上の姿には何んの破(はたん)もありません...   床の上の姿には何んの破綻もありませんの読み方
野村胡堂 「銭形平次捕物控」

...田舎住まいをしたうちにそのまれな美貌(びぼう)の人がこの世に現存していることも忘れていて今ほのかな灯(ひ)の明りに几帳(きちょう)の(ほころ)びから少し見える源氏の顔を見ておそろしくさえなったのであった...   田舎住まいをしたうちにそのまれな美貌の人がこの世に現存していることも忘れていて今ほのかな灯の明りに几帳の綻びから少し見える源氏の顔を見ておそろしくさえなったのであったの読み方
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」

...膝のところが隨分びてゐるぢやありませんか...   膝のところが隨分綻びてゐるぢやありませんかの読み方
室生犀星 「蒼白き巣窟」

...近日梅花及桜桃李椿等漸(やうやくほころび)...   近日梅花及桜桃李椿等漸綻の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...白日青天の下に此(かく)の如く無残に曝(さら)し出されている東京市政の破を見て...   白日青天の下に此の如く無残に曝し出されている東京市政の破綻を見ての読み方
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」

...厚でな盃のふちみたいな唇を(ほころ)ばせて...   厚でな盃のふちみたいな唇を綻ばせての読み方
吉川英治 「宮本武蔵」

「綻」の読みかた

「綻」の書き方・書き順

いろんなフォントで「綻」

「綻」の英語の意味

「なんとか綻」の一覧  


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