...または綱渡り籠抜(かごぬ)けなんど...
巌谷小波 「こがね丸」
...綱渡りの芸などするに...
巌谷小波 「こがね丸」
...すっかり綱渡り娘ということになってしまうのです...
梅崎春生 「Sの背中」
...以前綱渡り娘だったなどと噂されている...
梅崎春生 「Sの背中」
...それは絶對に曲藝師の綱渡りとは違つてゐるのです...
太宰治 「お伽草紙」
...白い紙を蝶に作って、生命を吹き込んだ柳川一蝶斎を座長として、これに加うるに、大神楽(だいかぐら)の増鏡磯吉、綱渡りの勝代、曲芸の玉本梅玉あたりを一座として、日本の朝野(ちょうや)がまだ眠っている時分に、世界の大舞台へ押出した遊芸人の一行があります...
中里介山 「大菩薩峠」
...一学期から一学期へ辛(かろ)うじて綱渡りをしていた...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...ビルからビルへ針金を渡して綱渡りするのも...
野村胡堂 「胡堂百話」
...二人のうち綱渡りの出來るのはないだらうな」「冗談で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「綱渡りが始まると囃子の方は二人で手一杯ですよ」さう言ふだけのことです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...その上綱渡り足藝が達者で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お鈴は足を痛めて綱渡りは出來なくなりましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ところがどうでしょう、あの働き者のお鈴が私の心持を察してくれて、歌って踊って、綱渡りをやって、手いっぱいに骨を折ったお蔭で、小屋の人気は落ちるどころか、一と目千両のお夢が元気で舞台へ出ていた頃よりは、この頃の方がぐっと客も多く、木戸の上がりも二三割は殖えて居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...綱渡りなどは危ない芸当ですから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...――これは綱渡りの名人でしたが――綱の眞上から落ちて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...間もなく綱渡りが始まつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...綱渡りをして皇帝に御覧にいれます...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...三輪晁勢氏の綱渡り...
吉川英治 「折々の記」
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