...続々と第一岬要塞附近に集まってきたのであった...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...ほとんど神品に近いお歌が続々とお出来になつたのでございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...不思議なくらい弓馬の天才が続々とあらわれた事だけは本当である...
太宰治 「花吹雪」
...続々都へ運ばれる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...六百の代議士続々東より来つれば...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...外へ出ると映画館前に停ったバスの中からディートリヒそっくりの女が続々現われるのに私は却ってビックリして了った位いである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...西洋の文物は続々として輸入され...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...つまり各方面の罹災者が続々と相次いで流込んでをります...
原民喜 「壊滅の序曲」
...されば僅少(きんしょう)の金額にて購い得べき外国の文学思想などは続々輸入して日本文学の城壁を固めたく存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...続々(つぎつぎ)に放たれる矢は悉(ことごと)くわたくしに中ります...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...東方から続々と影を見せて来た軍勢は...
吉川英治 「三国志」
...――司馬懿(しばい)もおそらく疑ってよく深追いをなし得ないだろう」かくて蜀軍は続々五路にわかれて引揚げを開始したが...
吉川英治 「三国志」
...「近頃、祁山(きざん)のあたりでは、みな業を楽しんでいるそうだよ」各地へ逃散していた百姓は、孔明の徳を伝え聞いて、続々、この地方へ帰ってきた...
吉川英治 「三国志」
...堺町人(さかいちょうにん)この一月頃から、冬の海をのり越えて、続々、堺(さかい)の浦へ上陸した兵は、いつのまにか、大漁(たいりょう)の魚のように、堺港(さかいみなと)の町々にあふれ、その影を見ない所はないほどな数にのぼっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の軍勢が疾(はや)くも続々東上を開始し...
吉川英治 「新書太閤記」
...われまた決して策なきにあらず、すでに徳川殿の援軍は、続々、増派されつつあり、西国、四国、紀州根来衆(ねごろしゅう)、北越の佐々(さっさ)、関東一円も当方に加担(かたん)呼応あるべく、織田有縁(うえん)の諸侯、池田、蒲生(がもう)などの参加も疑いない...
吉川英治 「新書太閤記」
...探検の船は続々と前進し始めた...
和辻哲郎 「鎖国」
...しかし将軍の家臣や親近者が続々として捕えられ殺されて行く間に...
和辻哲郎 「鎖国」
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