...美人も続々とはいって来る...
芥川龍之介 「上海游記」
...子供は続々とできてくる...
伊藤左千夫 「水害雑録」
...われらは今後も続々とわれらの技術作品を公開する考えである...
海野十三 「地球発狂事件」
...目下続々(ぞくぞく)と建造(けんぞう)されつつあるのですな」ゴンゴラ将軍の瞳が燿(かがや)いた...
海野十三 「独本土上陸作戦」
...さぞいいものが続々と書けるだろう...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「今年の抱負」
...「まず第一番に君のような青年を沿岸被害地の村々に続々とふるい立たしたまえ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そして他の馬車が後から後へと続々と馳せ過ぎて行った...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...吉川英治等が続々と新らしい大衆文芸を提供し...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...将曹づれを討つにしても、矢張り命を棄ててかからぬとのう」「長州が、鷹司家へ、よく出入するようになったと聞いたが、長州も、動くのか」「長州も、土州も、続々浪人して、京へ集まって来るらしい...
直木三十五 「南国太平記」
...美しい着物をきた人が続々行く...
夏目漱石 「野分」
...続々と九州へ向かふのであつた...
原民喜 「壊滅の序曲」
...同じような店が続々と出来た...
古川緑波 「ああ東京は食い倒れ」
...その雑誌へ私は日本植物の研究の結果を続々発表していた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...武田与党の参加は続々つづいた...
吉川英治 「上杉謙信」
...すでに、各部隊のあらかたは、続々、漢中へ引揚げていたが、まだ趙雲(ちょううん)と芝(とうし)の二部隊がかえって来ない...
吉川英治 「三国志」
...その方面から続々と帰ってくる魏軍もすべて敗北の姿を負っていた...
吉川英治 「三国志」
...はて? ……と一同も解(げ)せぬ顔して、「なんのおん涙やら」と、疑い、「あすは尾濃(びのう)平原に馬を立て、徳川どのという大敵にまみゆるに、つねの殿ともおもわれぬ」と、主人の愚痴(ぐち)を案じあったが、枕につくや、秀吉の高いびきに変りはなく、憂うるをやめよ、といわぬばかりに、快睡(かいすい)わずか二(ふ)タ刻(とき)、天もまだほの暗い早暁にここを立ち、その日のうちに、第一梯団(ていだん)、第二梯団とも、続々、岐阜に着いていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...そうしてなお続々と改宗者が出て来そうであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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