...彼はこの種の災禍続々として降るに会してエホバの真意を測り得なかったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...新しい病気の種類が続々殖える如きことは無いであらうか...
丘浅次郎 「自然の復讐」
...ほとんど神品に近いお歌が続々とお出来になつたのでございました...
太宰治 「右大臣実朝」
...村上浪六は「三日月次郎吉」「当世五人男」「岡崎俊平」「井筒女之助」と彼の傑作を続々と発表し...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...寄手の人数が続々と増して来るのは明らかで...
中里介山 「大菩薩峠」
...双方から続々と後陣が詰めかけて来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...どこかにあるだろう」書付はそれからそれへと続々出て来た...
夏目漱石 「道草」
...当然の結果として、荷主は、協定を無視して、仕事を、続々と、怠業しない共働組へ持って行く傾向を示した...
火野葦平 「花と龍」
...若い医者や看護婦や備品が続々来ている」「人々を家から追い出して打開するのですか」レイブル博士が苦笑い...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の土壌」
...そこで始めて多数の新種植物へ学名を付け欧文の記載を添え続々とこれを書中に載せ...
牧野富太郎 「植物記」
...先生は二十七歳で結婚してから続々子供が生まれて...
武者金吉 「地震なまず」
...大納言家へは求婚者が続々現われてきたし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...続々と成都に入り...
吉川英治 「三国志」
...――司馬懿(しばい)もおそらく疑ってよく深追いをなし得ないだろう」かくて蜀軍は続々五路にわかれて引揚げを開始したが...
吉川英治 「三国志」
...そして、龍泉寺(りゅうせんじ)川の南の岸へ出たとき、秀吉の大軍が、その北岸を、流れにそって、続々、下ってゆくのに追いついた...
吉川英治 「新書太閤記」
...宋江は無事一ト足先に着いていたし、ほかの幕僚なかまも、続々、たどりついて来つつある最中(さなか)らしい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...突然の召集に、『素破(すわ)、何事が?』と取るものも取りあえず、在国藩士の二百有余人は、続々と、刈屋城の大手へ踵(くびす)をついで出仕して来た...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...受洗者は続々と出で...
和辻哲郎 「鎖国」
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