...立派な馬車や抱(かか)え車(ぐるま)が続々坂の中段を目ざして集まるのにあう事があった...
有島武郎 「或る女」
...聴衆はそれに飽きて続々と席を立ちだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...二十二日の夜蔭を冒して続々と雲龍寺に集って来た...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...之又続々と新聞に連載された...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...または遊廓にて異人遊興の状を描けるもの続々として出板せられぬ...
永井荷風 「江戸芸術論」
...二人の行く前後に諸国の武芸者が肩臂(かたひじ)を怒らして続々と登って参ります...
中里介山 「大菩薩峠」
...続々記憶の表面に込み上げて来たが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...ふとこうした幼時の記憶が続々湧(わ)いて来る事があった...
夏目漱石 「道草」
...けれども豚は続々くる...
夏目漱石 「夢十夜」
...すでに地方産商業家の中から算盤(そろばん)を棄て資財を抛(なげう)ってみずから諸戦野に出動する者が続々として認められた点にある...
服部之総 「志士と経済」
...近郡の夷族は続々と...
吉川英治 「三国志」
...怒濤の中を続々と連なって来る船の帆が望まれる...
吉川英治 「三国志」
...退くに如(し)くはない」遂に魏の大軍は夜どおし続々と引き退いてしまった...
吉川英治 「三国志」
...それもよかろう」次の日、曹休は、断乎、「東関へ進むのだ」と、諸将へ令して、続々、軍馬を押し出した...
吉川英治 「三国志」
...続々ひきあげて帰ります」と聞いても...
吉川英治 「三国志」
...続々と退いてゆく様子である...
吉川英治 「三国志」
...手にまかせて 続々と弾(ひ)き説きつくす 心中 無限の事「……そうだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...禁教と鎖国との法令制度が続々として制定されたのである...
和辻哲郎 「鎖国」
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