...其等の者が続々入込んだ為に...
石川啄木 「札幌」
...矢野とか末広とか柴とかいう政治界の名士が続々文学に投じて来たが...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...「西伯利(シベリア)より露国革命派続々逃込み...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...彼はこの種の災禍続々として降るに会してエホバの真意を測り得なかったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...雲龍寺には続々と人数がくりこんで...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...今後多分続々と輩出することだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...続々と登りはじめました...
中里介山 「大菩薩峠」
...小人の士分の者も続々と桟敷へ詰めかけて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...あとから続々飛び出す...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...つまり各方面の罹災者が続々と相次いで流込んでをります...
原民喜 「壊滅の序曲」
...いざ裁判が開始されると弁護人側の証人は続々と出廷して人肉試食の事実なしとの証言を行ったが...
平光吾一 「戦争医学の汚辱にふれて」
...博文館の『続々紀行文集』の中に...
柳田国男 「故郷七十年」
...続々発生しつつあるのだ...
横光利一 「欧洲紀行」
...続々と馳せあつまる味方の参禅を待ちあわせていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...続々と南下して行くという報告が入った...
吉川英治 「三国志」
...「御曹司を討たすな」と、他の船からも、続々と、将兵が降りた...
吉川英治 「三国志」
...南皮一城もここに滅ぶと、やがて附近にある黒山(こくざん)の強盗張燕(ちょうえん)だとか、冀州の旧臣の焦触(しょうしょく)、張南などという輩(やから)も、それぞれ五千、一万と手下を連れて、続々、降伏を誓いに出てくる者が、毎日ひきもきらぬほどだった...
吉川英治 「三国志」
...そしてすぐそれは勇ましい櫓(ろ)ひびきや水谺(みずこだま)と変じて、「さらば後日」「さらば、またの再会に」と、呼びあいながら、かねての諜(しめ)し合せどおり、船列の端から、続々、沖へさして別れ出て行った...
吉川英治 「私本太平記」
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