...一方には生活上拠ろなしに続々翻訳し...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...シンガポールから海を越えて続々と到着し...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...比較研究に基礎をおくごとき外観を装うものも続々出てきたようであるが...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...続々この種のパンフレットを発行するつもりだと云った...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...その当日の定刻に続々と詰めかけて来ました...
中里介山 「大菩薩峠」
...けれども豚は続々くる...
夏目漱石 「夢十夜」
...京奉線からあるいは古北口の方から続々と入る...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...何時とはなしに続々と出てこれが盛んに強力な種子を拵えるのである...
牧野富太郎 「植物記」
...続々と前線に輸送中である...
夢野久作 「戦場」
...続々と馳せあつまる味方の参禅を待ちあわせていた...
吉川英治 「上杉謙信」
...淀(よど)を発した騎馬、糧車、荷駄、砲隊、銃隊などの甲冑(かっちゅう)の列が、朝から晩まで、そして今日でもう七日の間も、東海道の乾きあがった道を、続々と、江州路から関ヶ原を通り、遠く奥州方面へ向って下ってゆくのであった...
吉川英治 「大谷刑部」
...「近頃、祁山(きざん)のあたりでは、みな業を楽しんでいるそうだよ」各地へ逃散していた百姓は、孔明の徳を伝え聞いて、続々、この地方へ帰ってきた...
吉川英治 「三国志」
...続々出府して来て...
吉川英治 「私本太平記」
...そしてすぐそれは勇ましい櫓(ろ)ひびきや水谺(みずこだま)と変じて、「さらば後日」「さらば、またの再会に」と、呼びあいながら、かねての諜(しめ)し合せどおり、船列の端から、続々、沖へさして別れ出て行った...
吉川英治 「私本太平記」
...続々降(こう)を乞うて...
吉川英治 「新書太閤記」
...三浦次郎、千葉六郎など、先頃の事変で、京都へ出向いた者たちも、続々と、帰郷して来るにつれ、皆ここへ立寄って、「頼政の旗挙げに、六波羅の神経は、ひどく過敏になった...
吉川英治 「源頼朝」
...やがて続々陸(おか)へ這いあがって来た...
吉川英治 「源頼朝」
...キリシタンの武士たちは続々レアンの家に集まり...
和辻哲郎 「鎖国」
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