...そこへ、切った犬の数よりも、はるかに多い野犬の群れが、あるいは芒原(すすきはら)の向こうから、あるいは築土(ついじ)のこわれをぬけて、続々として、つどって来る...
芥川龍之介 「偸盗」
...大災禍は続々として彼を襲ったのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...他の批評が続々と現われ...
スティーヴンスン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「ジーキル博士とハイド氏の怪事件」
...各種の半合法的暴力はここから続々として生まれ出る...
戸坂潤 「社会時評」
...西洋の文物は続々として輸入され...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...高山方面から続々来投の客に向って...
中里介山 「大菩薩峠」
...頭にさえ呑(の)み込めないのも続々出て来た...
夏目漱石 「明暗」
...続々と問い合わせが来る...
シモン・ニューコム 黒岩涙香訳 「暗黒星」
...下級の人民どもが埓(らち)もない悶着を続々と持ち込んで来るので...
久生十蘭 「魔都」
...その他に詩人が相手としなければならない科学の新しい局面が続々として現われて来た訳なんであります...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...東京市内は勿論近郷(きんきょう)よりも続々入学者ありて...
福田英子 「妾の半生涯」
...続々輸入して日本文学の城壁を固めたく存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...されば僅少(きんしょう)の金額にて購い得べき外国の文学思想などは続々輸入して日本文学の城壁を固めたく存候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...大納言家へは求婚者が続々現われてきたし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...続々早打ちが駆けつけて来て...
吉川英治 「三国志」
...高山ももちろん一番合戦の所に出て、ことばに辱(は)じぬ功名を取ったがいい」評議中にも、続々、斥候隊からの情報が入った...
吉川英治 「新書太閤記」
...秀吉の羽柴軍はすでに橡(とち)ノ木(き)峠の国境を続々越え...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし将軍の家臣や親近者が続々として捕えられ殺されて行く間に...
和辻哲郎 「鎖国」
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