...」段々帯岩一帯の奇岩が雨後の筍のやうに続々としてあらはれ出して来た...
田山花袋 「耶馬渓の一夜」
...奏楽中にがたがた席を立つ人が続々出て来た...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...公私各種の理化学的研究所が続々設立されるようになった...
寺田寅彦 「物理学実験の教授について」
...続々都へ運ばれる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...続々と怪しい人影が立ち現はれました...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...「そんなに隊のものが続々斃(たお)れるのを見ていながら...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...敗兵は続々と入って来るというありさまであった...
河本大作 「私が張作霖を殺した」
...脅迫の投書が続々舞いこんできたそうだ...
平林初之輔 「或る探訪記者の話」
...この種の罪に問われたことのある前科者などが嫌疑者として可笑しい程続々収監されている...
牧逸馬 「双面獣」
...その他いわゆる「秘史」が続々登場しはじめました...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...郷里から貧書生が続々上京するので...
武者金吉 「地震なまず」
...名ある猛者(もさ)の討死は続々聞え...
吉川英治 「上杉謙信」
...続々と成都に入り...
吉川英治 「三国志」
...続々と口をついで諸部隊の将校を床几(しょうぎ)の前に呼び...
吉川英治 「新書太閤記」
...続々金蔵から搬出(はんしゅつ)されて...
吉川英治 「新書太閤記」
...続々駒の背へ移る...
吉川英治 「新書太閤記」
...狐塚と橡(とち)の木(き)山との間に当る街道へ続々溢れ出て来たのである...
吉川英治 「新書太閤記」
...われまた決して策なきにあらず、すでに徳川殿の援軍は、続々、増派されつつあり、西国、四国、紀州根来衆(ねごろしゅう)、北越の佐々(さっさ)、関東一円も当方に加担(かたん)呼応あるべく、織田有縁(うえん)の諸侯、池田、蒲生(がもう)などの参加も疑いない...
吉川英治 「新書太閤記」
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