...しかも坑殺された峯吉の燃え沸(たぎ)る坩堝(るつぼ)のような怨みを継いだ冷酷無比の復讐者だ...
大阪圭吉 「坑鬼」
...父や祖父から頑健(がんけん)な体格を受け継いでいた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かかる講座の継続を絶対多数が希望している...
中井正一 「地方文化運動報告」
...みっしり薗八を稽古(けいこ)させて行々(ゆくゆく)は家元の名前でも継がせて見たいと思っているのですが...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...真間川はむかしの書物には継川ともしるされている...
永井荷風 「葛飾土産」
...帰ってその後を継ぐということになっていたそうである...
中谷宇吉郎 「壁画摸写」
...「猫」の稿を継(つ)ぐときには...
夏目漱石 「『吾輩は猫である』中篇自序」
...その一人がアウグストゥスの後を継いで二代目の皇帝となったティベリウスである...
野上豊一郎 「パラティーノ」
...ザポロージェ人は言葉を継いだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...そして謬見(びうけん)を抱いて社会の継子(ままこ)となつた人人に対して...
平出修 「計画」
...契約が六月で切れるのでその継続についての話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...松賀緑さんは嘗て嘱されて他流から松賀流家元を継がれたお仁である由...
正岡容 「巣鴨菊」
...其父錦橋の門人中より出でて宗家を継いだ霧渓晋(むけいしん)の後裔である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其子琢弥(たくや)は京都の宗家を継いで歿し...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...聊継揚雄学...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...右府の遺業を継ぐ人と見ゆる)という印象を与えたばかりでなく...
吉川英治 「新書太閤記」
...後を引き継いで白亜紀前期にこの都市が建設されたのだ...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
...後に継(つ)ぐもの其襲撃(しうげき)を被ふるも敢(あへ)て之を避(さ)くるの道(みち)なし...
渡邊千吉郎 「利根水源探検紀行」
便利!手書き漢字入力検索