...眞正に生きたる者は即下に絶滅するも猶余は眞に生きたりと信ずる自覺が慰藉となる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...それからまずこれは絶滅することのできないものであるという結論を引き出すことができるというのである...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...思想や信仰の観念的力をもってして人類の戦争を絶滅する事が不可能である事は数千年の歴史の証明するところであるが...
石原莞爾 「戦争史大観」
...芸術は闘争を絶滅する事を目的とするものではない...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...それでさえ全くコンミッションの弊風を絶滅するには...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...さるなどというもののあるのはいったい不都合だと言って憤慨してみたところで世界じゅうのさるを絶滅することはむつかしい...
寺田寅彦 「さるかに合戦と桃太郎」
...何とかしてこの害虫を絶滅する方法はないものだろうかと思うだけで...
寺田寅彦 「蜂が団子をこしらえる話」
...人類が絶滅するか...
中島敦 「狼疾記」
...父子ともどもそこで絶滅することになるのである...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...階級対立を絶滅することを欲するからである」と説明したのに対して...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...階級對立を絶滅することを欲するからである...
平林初之輔 「政治的價値と藝術的價値 マルクス主義文學理論の再吟味」
...アジアやアフリカの最大部分の住民を絶滅するということは...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...今後一世紀にトルコ帝国の人口は絶滅すると予言したが2)...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...絶滅するまでの惨禍を与へ得たのである...
柳田國男 「家を持つといふこと」
...貧を絶滅することができるとは思えないわけは...
柳田国男 「木綿以前の事」
...かなり気の永い話だが五年や十年で絶滅する不正爆薬ではあるまいし...
夢野久作 「爆弾太平記」
...かつ、吉野や金剛山の宮方を、絶滅するには、このさい、思いきり大量な兵を投じて、余りな長陣にはせぬご方針とも聞いております」「それよ、長戦(ながいくさ)にするなとは、この高時が命じたのだ...
吉川英治 「私本太平記」
...悪魔の助けによって地上に多くの悩みをもたらしたモハメッド教を絶滅することであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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