...自ら言うは異な事なれど...
饗庭篁村 「良夜」
...異な事を聞くものぢや」と空嘯(そらうそぶ)いてゐるではございませんか...
芥川龍之介 「地獄変」
...異な事を聞くものぢや」と空嘯(そらうそぶ)いてゐるではございませんか...
芥川龍之介 「地獄變」
...最初に君の注意を引いた特異な事物も...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...解つてもくれますからそれでどんなに助かるかしれませんけれども或る特異な事になると一向男の興味が向かないことがよくあります...
伊藤野枝 「私信」
...九兵衞の妻はこれを奇異な事に思った...
小泉八雲 大谷正信訳 「蠅のはなし」
...すがすがしいくらいに特異な事件です...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...特異な事柄のせいであろうか...
豊島与志雄 「文学以前」
...その特異な事柄が...
豊島与志雄 「文学以前」
...なんとも解(げ)しかねるような奇異な事件が起った...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……高位の御人命にかかわる奇異な事態につき...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……想像にも空想にも絶した驚異な事実で...
久生十蘭 「地底獣国」
...怪異な事実によってスタアトした空想は...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...さうしてその奇異な事件のことが「私」が書かうと思つてゐる隣りから聞えて来る儘に書いてある...
牧野信一 「海浜日誌」
...彼の日常にくらべて誠に奇異な事であつた...
水野仙子 「醉ひたる商人」
...あるいは蜥蜴や(がく)が蛇同様霊異な事多きより蛇とは別にこれを崇拝したから...
南方熊楠 「十二支考」
...そこにはもういろいろな異なった判断見方を必要とするいかなる特異な事情も絶対になくなるというようなことには...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...普通の通貨理論が何らの説明を与えない最も特異な事実があるわけである...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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