...彼女は本当に絶世の美女だと思う...
...絶世の名器と呼ばれるほど優れた楽器だ...
...彼は絶世の英雄として慕われている...
...あの絶世のジュエリーはとても高価だ...
...絶世の才能を持っている芸術家が近くにいる...
...心ゆくまで勞つて下さる絶世の佳人と差し向ひになつて...
石川三四郎 「浪」
...拝見しているうちにそれが能面ではなく世にも絶世の美女小町そのものの顔になって生きているのでした...
上村松園 「謡曲と画題」
...フレデリック大王もまた絶世の建国者なり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
......
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...是より先、トロイア王プリアモスの子パリス(一名アレクサンドロス)が、スパルタ國王メネラーオスの客として歡待された折、主公の厚情を裏切つて、絶世の美人、王妃ヘレネー(ヘレン)を誘拐して故國に奪ひ去つた...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...大尽の方では、絶世の美人だの、それに随う小間使だのというものを、高楼に上(のぼ)せて、道庵先生の古屋敷を眼下に見下(みくだ)させながら、そこでお化粧をさせたり、艶(なま)めかしい振舞(ふるまい)をさせたり、鼻をかんだ紙を投げさせてみたり、哄(どっ)と声を上げて笑わせたりなどしていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶世の批評家であるラスキンが...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶世の美人と申し上げてもお世辞ではありませんよ...
中里介山 「大菩薩峠」
...ことには、いかなれば旅絵師のやつがれ風情に、今日はこうして扶桑(ふそう)第一といわれる風景のところに、絶世の美人で、そうして一代の詩人に迎えられて、水入らずにお月見――美酒あり、佳肴(かこう)あり、毛氈(もうせん)あり、文台がある...
中里介山 「大菩薩峠」
...而も絶世の美人だというのですから...
浜尾四郎 「彼が殺したか」
...酒も食ひものも絶世の悪味だといふので普段から誰もがたぢろぐすしやへ案内した...
牧野信一 「五月六日」
...絶世のユートピアが現出するだらう...
牧野信一 「武者窓日記」
...はからずこの絶世の美男と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...絶世の美人がついています...
村井弦斎 「食道楽」
...T「絶世の佳人」で左膳喜んだ...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...しかし一人の絶世の美人が...
夢野久作 「暗黒公使」
...正気ともキチガイとも区別されない……実在不可能とも形容すべき絶世の美少女を「お前の従妹で...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...共に艶色絶世で、今出川北御門の桂(かつら)よ橘(たちばな)よともたたえられていた...
吉川英治 「剣難女難」
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