...彼女は本当に絶世の美女だと思う...
...絶世の名器と呼ばれるほど優れた楽器だ...
...彼は絶世の英雄として慕われている...
...あの絶世のジュエリーはとても高価だ...
...絶世の才能を持っている芸術家が近くにいる...
...心ゆくまで勞つて下さる絶世の佳人と差し向ひになつて...
石川三四郎 「浪」
...そして矢張絶世の美人というものもあるが...
上村松園 「三味線の胴」
...いくら絶世であっても...
上村松園 「髷」
...如何(いか)に絶世の勇を奮っても多数の拳固のために袋叩きにされてしまったとすれば...
大隈重信 「列強環視の中心に在る日本」
...絶世の美人も伯爵令嬢という肩書には美事背負投げを喰わされたではないか...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...叔母(をば)たる北の方は年若く業平(なりひら)の孫女(まごむすめ)にて絶世(ぜつせい)の美人(びじん)なり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...即ち絶世の美人を得んが為めに...
高木敏雄 「比較神話学」
...絶世の美女が、かりにそのすがたを、十六、七の小姓のすがたに、よそおいかえたとしか思われません...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...太郎がお花を絶世の美人と思い...
戸坂潤 「思想としての文学」
...大尽の方では、絶世の美人だの、それに随う小間使だのというものを、高楼に上(のぼ)せて、道庵先生の古屋敷を眼下に見下(みくだ)させながら、そこでお化粧をさせたり、艶(なま)めかしい振舞(ふるまい)をさせたり、鼻をかんだ紙を投げさせてみたり、哄(どっ)と声を上げて笑わせたりなどしていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...絶世の高士身首その処を異にした...
穂積陳重 「法窓夜話」
...なるほど世話女房のその上に三十二相揃った絶世の美人には...
正岡容 「寄席」
...はからずこの絶世の美男と...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...彼は絶世の美人の像をきざんだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...T「年は十八絶世の美人」とほくほく物で後をつける...
山中貞雄 「なりひら小僧」
...しかし一人の絶世の美人が...
夢野久作 「暗黒公使」
...なるほど十九の婆惜(ばしゃく)は佳麗絶世といっていいが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...絶世の美人を得ようと思うものは...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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