...警察の累(わずらひ)絶ゆる間なければとて...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...極冬(こくとう)の落日の威に無人の大砂漠劫風(ごふふう)絶ゆる不動の滅の如...
石川啄木 「詩」
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内村鑑三 「楽しき生涯」
...それから二日二晩疲勞の爲め時々三十分一時間昏睡に落ちる時がある外は殆ど苦悶の聲の絶ゆる時が無かつた...
高濱虚子 「續俳諧師」
...絶ゆる間もない人の往来にも...
近松秋江 「霜凍る宵」
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鶴彬 「鶴彬全川柳」
...小説の述作は自(おのずか)ら絶ゆべし...
永井荷風 「一夕」
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長塚節 「長塚節歌集 中」
...「得(エ)」のような甲の類に属するものは「う」「うる」とア行に活用し「消え」「絶え」「越え」のような乙の類のものは「消ゆ」「絶ゆ」「越ゆ」とヤ行に活用します...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...思ひこゝに絶ゆれば...
樋口一葉 「軒もる月」
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槇村浩 「ハンニバル雪のアルプ越」
...蕪村派の俳諧ここに全く絶ゆ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...蕪村派の俳諧茲(ここ)に全く絶ゆ...
正岡子規 「俳人蕪村」
...王統の絶ゆるを虞(おそ)れ自らその娘を妻(めと)ったとある...
南方熊楠 「十二支考」
...咄の絶ゆる折しもあれ...
三宅花圃 「藪の鶯」
...そをくみあげる小さな一つの 釣瓶昼はひねもす 夜はよもすがらささやかに 軋り まわれど水は つきずわが おもい 絶ゆることなし...
宮本百合子 「五月の空」
...鐘の音(ね)の絶ゆる響きに音を添へてわが世尽きぬと君に伝へよこれは寺から使いがもらって来た経巻へ書きつけた歌であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...日夜絶ゆることなしとある...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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