...女たちが裳の絲を拔いて飯粒を餌にしてアユを釣ることが絶えません...
稗田の阿禮、太の安萬侶 武田祐吉訳 「古事記」
...しかし絶えまない示唆(それはたしかに真実なものである)に耳をかたむけるならば...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...大きいうねりが絶えまなく起きては崩れている...
太宰治 「正義と微笑」
...水平線では稲妻が白い条をなして絶えまなく黒雲から海へ放射され...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...その本の背後にひろがる人類の絶えまのない努力と...
中井正一 「二十世紀の頂における図書館の意味」
...その代り何彼といざこざが絶えません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...轟く雷鳴の外には一切の音も絶えました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人間が死に絶えますね」「新之助が死んだといふのか」「二階から落つこつて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...死に面接する絶えまなき恐怖であつた...
萩原朔太郎 「月に吠える」
...絶えまなくきこえてくる...
原民喜 「鎮魂歌」
...春はまた金や紫や緑の様々の毒々しい色をした劇しい臭気を発する毛蟲いも蟲の奇怪な形が俺の食慾を絶えまなく満たしたのである...
村山槐多 「悪魔の舌」
...今は煙が絶えました...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...絶えまなしにおそっさまの御利益や...
山本周五郎 「季節のない街」
...顔にはなんの変化もないが、膝(ひざ)の上にある手は少しもおちつかず、絶えまなしに、指を絡み合せたり解いたりしていた...
山本周五郎 「風流太平記」
...日月の転変と共に絶えまなく海の外(そと)から訪れていたのではあるまいか...
吉川英治 「江戸三国志」
...とかく物騒の絶えませぬこの頃...
吉川英治 「剣難女難」
...窓の女竹(めだけ)に絶えまなく涼風が戦(そよ)いで...
吉川英治 「宮本武蔵」
...あの人は、自分の凡質を知っているから、絶えまなく、研(みが)こうとしている...
吉川英治 「宮本武蔵」
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