...俺の心は今統治する者なき果敢さに惱み挫折れてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...武力で強制的に統治する制度がなくなつて...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...西蔵(チベット)は印度(インド)の範囲に収めてこれを統治するは甚だ難い...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...利害のまったく異なった被征服者を統治する困難から遁れるために...
大杉栄 「征服の事実」
...満州をどうやって統治するかという問題で皆が提案に苦心しているのだとウッカリ考えるかも知れない...
戸坂潤 「社会時評」
...苦しむ者らの罪よりもむしろ統治する者らの罪を証し...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...日本は万世一系の天皇の統治する国であると称したことも...
蜷川新 「天皇」
...国を統治する権力は...
蜷川新 「天皇」
...ガンブリヌス(麦酒神)の恵みを受ける豊饒な国に九百三十万の民草を統治するバイエルン国王――十一世紀以来...
久生十蘭 「泡沫の記」
...仏領印度支那に於て五千二百万の民草を統治する...
久生十蘭 「魔都」
...五百万の民草を統治する身でありながら...
久生十蘭 「魔都」
...五百万の民草を統治する一国の皇帝が...
久生十蘭 「魔都」
...僧領の典型的模型たる鹿野苑を統治する...
槇村浩 「華厳経と法華経」
...いかなる方術によりて神は我らの住むこの世界を統治するにや...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そのほかのことは、統治することも、お金をためることも、家をたてることも、皆、せいぜい附帯的二次的な事柄にすぎない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...シナに侵入してシナの民族を統治する場合に...
和辻哲郎 「孔子」
...ではその統治する国はいかなる組織を持っていたであろうか...
和辻哲郎 「鎖国」
...インカ帝国は仁政を以て統治する平和な国家であったが...
和辻哲郎 「鎖国」
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