...互に一個の契約を結ぶ...
高木敏雄 「比較神話学」
...草庵を結ぶことが出来ないのである...
種田山頭火 「行乞記」
...そうした後に多くの良果を結ぶ見込みのありそうなものであっても...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...葛藤(かっとう)を結ぶ気はさらになかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...帯を結ぶ手付まで……其他無数の細かい事柄...
豊島与志雄 「女人禁制」
...夕方表へ笹を三本立てゝ上の所を一つに結ぶ...
長塚節 「十日間」
...文錦(あやにしき)やさしき眉(まゆ)に切り結ぶ火花の相手が...
夏目漱石 「虞美人草」
...この二つのものが火花を散らして切り結ぶ関門があると予想していた...
夏目漱石 「それから」
...野宿の夢を結ぶジオゲネスの現実...
林芙美子 「新版 放浪記」
...帯を結ぶ内職をしていた...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...自分の現在の位置とを結ぶ線を考えることはそれでいい...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...氣に入つた縁(えん)を結ぶがいゝ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...まさに出港直前のパシフィック丸に乗船したのは英国の一流劇場と契約を結ぶためであった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...……もんの……と結ぶのです...
正岡容 「随筆 寄席風俗」
...私の努力が虚(むな)しく終るかあるいはよき実を結ぶか否かは私が本当に正直になりうるか否かによって決ることである...
三木清 「語られざる哲学」
...軽らかな息を吸いつつ此処に立って髪を結ぶ私(わたくし)の嬉しさ...
宮本百合子 「海辺小曲(一九二三年二月――)」
...すなわちよその民族において血を啜(すす)って兄弟の誼(よしみ)を結ぶというなどと同じ系統の...
柳田国男 「木綿以前の事」
...斬り結ぶしか手がなかったのである...
吉川英治 「三国志」
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