...そこで水干(すいかん)の袖を後で結ぶと...
芥川龍之介 「邪宗門」
...これが中禅寺と湯元とを結ぶ唯一の街道なので...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...かならず次のようなことばで結ぶのであった...
海野十三 「三十年後の世界」
...昔の「義を結ぶ」といった感じで...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...上の係助詞コソを受けて結ぶ...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...まぼろし追うてくたびれてしばし野末の假のやど結ぶや君よ何の夢さむれば赤したなごゝろあたりの風を匂はして笑むはやさしの花ばらか...
土井晩翠 「天地有情」
...シェストーフ的現象として実を結ぶ必要がなぜあったか...
戸坂潤 「思想としての文学」
...夕方表へ笹を三本立てゝ上の所を一つに結ぶ...
長塚節 「十日間」
...欧州と米大陸とを結ぶ交通の要衝になるであろう...
中谷宇吉郎 「アラスカの氷河」
...ただ二つの平板結晶を結ぶ角柱が短いために...
中谷宇吉郎 「雪」
...「山深く何(なん)にか庵(いほり)を結ぶべき...
新渡戸稲造 「人格を認知せざる国民」
...別の控えの二巻(ふたまき)にしっかりと結ぶ...
アーネスト・ヘミングウェイ Ernest Hemingway 石波杏訳 Kyo Ishinami 「老人と海」
...自分の帯を結ぶことも髪をゆう必要もない生活をいたしましたけれども...
宮本百合子 「幸福の建設」
...交を結ぶことを得ざりき...
森鴎外 「うたかたの記」
...器はよき家庭を結ぶ...
柳宗悦 「民藝四十年」
...一方では群鴉(ぐんあ)に似たる黒装束が再び堰(せき)を切ってこんがらとせいたかを対手に火を降らして斬り結ぶ...
吉川英治 「剣難女難」
...あっさり結ぶわけもない...
吉川英治 「平の将門」
...ポルトガル王が海の君主の盛名に動かされて友交と香料貿易関係を結ぶために...
和辻哲郎 「鎖国」
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