...この道のほかには人の子の生活を天国に結び付ける道は考えられません...
有島武郎 「或る女」
...太初の事は私の欲求をもってそれに私を結び付けることによって満足しよう...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...その笹に大きいものを結び付けることが流行り...
淡島寒月 「江戸か東京か」
...人間を神聖の域に結び付ける...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...ステップニャツクと二葉亭とを結び付けるというは奇妙であるが...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...而して五台山まで結び付けるのが...
高楠順次郎 「東洋文化史における仏教の地位」
...またすべての新資本の収入率の均等を表わす所の他の方程式に結び付ける...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
...人間の始原と結び付けると同様に...
寺田寅彦 「言語と道具」
...ある家庭で歳末に令嬢二人母君から輪飾りに裏白(うらじろ)とゆずり葉と御幣(ごへい)を結び付ける仕事を命ぜられて珍しく神妙にめったにはしない「うちの用」をしていた...
寺田寅彦 「雑記帳より(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一体どうやって結び付けるかは抑々問題であろう...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...強いて既成の知識に結び付けるならば...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...従って之等の要素を結び付ける公理も...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...過去の恋愛に二人を結び付ける絆(きずな)が断たれるのは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...最近の頻繁(ひんぱん)な雷鳴とを結び付けることに成功した...
中島敦 「狐憑」
...其の奧深き里までは日光―川俣温泉―引馬(ひきば)峠―と結び付けるのが捷徑である...
沼井鐵太郎 「黒岩山を探る」
...このことは既に人間が一般に自己を社會の存在に結び付けるといふ事實の必然性を前提しなければならぬ...
三木清 「歴史哲學」
...却て任意の(存在の根據との關係を抽象して存在の秩序からのみ見られる限り)存在としての歴史に自己を結び付ける...
三木清 「歴史哲學」
...それを仏陀(ぶっだ)の示寂(じじゃく)と結び付ける理由はなお不明である...
柳田国男 「年中行事覚書」
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