...阿倍比羅夫出羽方面の蝦夷地を経略して齶田(アキタ)(今の秋田)渟代(ヌシロ)(今の能代)津軽に到り...
太宰治 「津軽」
...武力的経略のようには語られていないから...
津田左右吉 「建国の事情と万世一系の思想」
...あるいは国家の創業に関する政事的経略の事実を述べたものと説くようになったのである...
津田左右吉 「神代史の研究法」
...経略(けいりゃく)の猛志さらに百尺(ひゃくしゃく)竿頭(かんとう)一歩を進め...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...タトヒ一歩ヲ譲ルト雖(いえど)モ経略ヲ画定ス...
服部之総 「黒田清隆の方針」
...中国の経略に臨むもいいな」「いや...
吉川英治 「黒田如水」
...南方経略の要諦を諮問(しもん)しているところに...
吉川英治 「三国志」
...新田義貞は、さすが北国では、自分に悔いなき戦いをして、金ヶ崎、杣山(そまやま)の二城を根拠に、めざましい経略、また奮戦をみせたという...
吉川英治 「私本太平記」
...中国経略の大事に参画させてもいるのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...しかし中国経略の業はなお緒(しょ)についたばかりである...
吉川英治 「新書太閤記」
...中国経略の途中から...
吉川英治 「新書太閤記」
...「自体、あの仁(じん)は、経略家肌で、忠義一徹ではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...よくそのような含みのある経略はなし得ぬ者とみていたからである...
吉川英治 「新書太閤記」
...経略(けいりゃく)(城代の官名)として国防の任に当っているお人は...
吉川英治 「新・水滸伝」
...――渭州(いしゅう)経略府(けいりゃくふ)の憲兵あがり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どうして平家が九州経略を主目的とせずに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...ソコトラ島の経略で翌年の夏を迎うるに至っている...
和辻哲郎 「鎖国」
...それに反して東の方ではすでに小田原の北条氏が関東平野の経略を完成しようとして居り...
和辻哲郎 「鎖国」
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