...不細工な櫓(ろ)で漕いだ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...柄の長さが十五フィートの重くて不細工なアイヌのしゃくい網(図735)...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...さうして片手間で受合仕事のレイス細工なぞをされたが...
鈴木三重吉 「桑の実」
...不細工な鍋みたいな船が軍艦旗をかかげて...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「歌う白骨」
...それはずいぶん不細工なものであったが長年もったすえついに水びたしになり...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...魚は自分たちの群のなかに別の世界からこの不細工な訪問者が突進してくるのを見てはさぞおどろくことだろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...不細工な余計者みたいな気のするものでしてね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...よくよく不細工な椅子で...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...「こんな無細工なものだからどうせ少ししか売れやしません...
長與善郎 「青銅の基督」
...門野(かどの)は無細工な手をして錫(すゞ)の茶壺(ちやつぼ)から玉露を撮(つま)み出(だ)してゐた...
夏目漱石 「それから」
...門野は無細工な手をして錫(すず)の茶壺から玉露を撮(つま)み出していた...
夏目漱石 「それから」
...これも雨戸の細工などを思い付く柄ではありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...無細工なおかしな娘だったので...
林芙美子 「文学的自叙伝」
...この狡(ずる)い作者はいろいろな人間をとらえて来て面接させたという幼穉(ようち)な小細工なのだ...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...無(む)に対して立っているある物即ち不細工な世界ですな...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...また木や竹や革や紙の細工などもあるでしょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...箱根の木地屋は一時寄木細工などをしていたが...
柳田国男 「故郷七十年」
...故老たちの無細工なる海嘯史論を聞かされた...
柳田国男 「雪国の春」
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