...あの人の細君はとても美人だ...
...細君が出産したので、お祝いに行きたい...
...細君には夫になる資格がない...
...彼女は細君の立場を気にして言葉を選んで話していた...
...細君がお金を稼ぐことに反対する夫もいる...
...細君が承諾の上で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...いい細君であつたのに――然しまた今のもお鳥などとは違ひ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...細君と目くばせしながら...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...細君はそれにも懲りずに...
田山花袋 「蒲団」
...細君が説勧(ときすす)めても来ない...
田山花袋 「蒲団」
...その時計は同じ会社の上役の某という人の細君の持物であった...
徳田秋声 「足迹」
...細君も腹立たしげに己の詞を遮るやうに饒舌(しやべ)り出した...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...本当か」「そうです」「この男の細君も知ってるのかい」「知っています」兄は又扇を取り上げて...
夏目漱石 「それから」
...ある時は自分を理解しない細君を心(しん)から忌々(いまいま)しく思った...
夏目漱石 「道草」
...誰だか」細君は彼の顔を覗(のぞ)き込むようにして訊(き)いた...
夏目漱石 「明暗」
...この病気上りの細君の心を休めるためには...
夏目漱石 「門」
...細君(さいくん)は惡(わる)いとも云(い)ひ兼(かね)たと見(み)えて...
夏目漱石 「門」
...昔日(せきじつ)の「男おんな」はすっかり細君気質(かたぎ)になっていた...
長谷川時雨 「竹本綾之助」
...その家の細君のいかつい顔つきに脅えながら僕はひとり心に囁いていた...
原民喜 「火の唇」
...十九日には徳さんの細君についてそちらへゆきました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...細君がこっそり指輪買いに秋田辺へ行ったりして問題を起すよりは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...モリエエルが見舞に来て話の序(ついで)に細君の乱行(らんぎやう)に就(つい)て歎息する...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...友はいま細君の降りて行つた階子段の方を見送つてゐたが...
若山牧水 「一家」
便利!手書き漢字入力検索