...紫衣も珠玉も絵画も主(しゆ)は確(たしか)に嘉し給はぬ...
マルセル・シュヲブ Marcel Schwob 上田敏訳 「法王の祈祷」
...兵士が砲弾に射(う)ちあてられればぼろも紫衣のけだかさをもつであろう...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...紫衣(しい)の貴人は静かに入ってきた...
田中貢太郎 「柳毅伝」
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辻潤 「「享楽座」のぷろろぐ」
...金襴(きんらん)の袈裟(けさ)、紫衣(しえ)、旭川へ行く日蓮宗の人達で車室は一ぱいである...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
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内藤鳴雪 「鳴雪句集」
...此の日彼は紫衣に狐裘(こきう)を重ね...
中島敦 「盈虚」
...國君の服たる紫衣をまとふ...
中島敦 「盈虚」
...此の日彼は紫衣に狐裘(こきゅう)を重ね...
中島敦 「盈虚」
...国君の服たる紫衣をまとう...
中島敦 「盈虚」
...紫衣(しい)と云い...
夏目漱石 「虞美人草」
...紫衣金襴(しえきんらん)の僧正すがたをほこらかに...
吉川英治 「私本太平記」
...精力的な五十歳がらみの肉(しし)むらをくるむ紫衣(しえ)と金襴(きんらん)からは...
吉川英治 「私本太平記」
...紫衣金襴(しいきんらん)の袈裟(けさ)をつけた老和尚のすがたが見えた...
吉川英治 「新書太閤記」
...寛永五年師五十二歳、堀尾吉晴(よしはる)の女婿(ぢよせい)たる石川忠総(ただふさ)の外護により、法山に瑞世(ずゐせい)し、紫衣を賜り、爾来(じらい)諸国餉参(げさん)の衲子、師の道風をしたひその会裡に集るもの無慮――愚堂の伝は、略伝としても、なかなかこんなことでは尽きない...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...紫衣を用いることを堅く禁じた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...紫衣を褫奪(ちだつ)する旨を布達せしめた...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...紫衣褫奪(しいちだつ)事件にひそむ幕府の真意は...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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