...今度は素手で来て...
江見水蔭 「丹那山の怪」
...乞食物貰いが来れば気前(きまえ)を見せて素手では帰さなかった...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...素手で現れて「御苦労」と...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...だが、三人の近侍は、馬側へ集まって、一人は、素手で「広岡っ...
直木三十五 「南国太平記」
...素手ですごすご帰る...
中里介山 「大菩薩峠」
...そうして素手で向った相手の曲者に...
中里介山 「大菩薩峠」
...素手でやわらの乱取(らんど)りを試むることなどがあります...
中里介山 「大菩薩峠」
...東京の人間に素手で開墾させようというのは無理である...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...素手で相手をしてやろう」天魔太郎は...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...泥棒が素手で逃げたにも拘わらず...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それも素手ではなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...素手では水銀もすくえず...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...決して素手では飛べる川幅ではないのだ...
牧野信一 「ベツコウ蜂」
...素手でも行かれんわな...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...素手でまた南へやるのはとてもしのびないから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...矢張(やはり)素手で水を汲む...
森鴎外 「雁」
...素手で信者の後からついていくと...
横光利一 「馬車」
...素手で組んだほうが始末がいい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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