...個人または国家にとって何ら実益のありそうにもないことにはかなり無関心である...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...なにか曰(いわ)くのありそうな庭園であった...
海野十三 「大使館の始末機関」
...別の「酒を控える(オン・ザ・ワゴン)」とかいうものと関連がありそうだった...
C. スミス C. Smith The Creative CAT 訳 「西洋科学は素晴らしい」
...その家はここからそんなに遠くない所にありそうな気がした...
寺田寅彦 「柿の種」
...前述の二人の見たという火の玉の進行の現象とは何か縁がありそうに思われる...
寺田寅彦 「人魂の一つの場合」
...前から何か天候――ことに湿度に関係がありそうだと思い...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...喧嘩なんかしない」「じゃなぜ行かないんだ」「どうしてでも――」真事(まこと)の言葉には後(あと)がありそうだった...
夏目漱石 「明暗」
...わけありそうに階下(した)へ休んだそうです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...西宮は事ありそうに入ッて来たお梅を見上げた...
広津柳浪 「今戸心中」
...何か心に屈託(くったく)がありそうにも見えた...
エルンスト・テオドーア・アマーデウス・ホフマン Ernst Theodor Amadeus Hoffmann 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...五尺何寸とありそうな大柄の御隠居様が浅黄綸子(りんず)のような立派な着つけをお引摺りにして...
正岡容 「寄席」
...彼れの比率が低きに失するというのはありそうなことであるが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...死鼠一疋から大富となった話も実際ありそうな事だ...
南方熊楠 「十二支考」
...犬の身になってみれば何となしそれが尤もでありそうな...
宮本百合子 「犬三態」
...理由(わけ)がありそうだね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...他に何かわけがありそうに誰れも思っている様子だった...
矢田津世子 「父」
...因(もと)かと思われまする」「それはありそうなことだな...
吉川英治 「黒田如水」
...ひとくせありそうな人物である...
吉川英治 「神州天馬侠」
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