...パビナールが相当量紛失するという事件が起きた...
梅崎春生 「狂い凧」
...書類というはよく途中で紛失するものだ...
海野十三 「地軸作戦」
...さっきまでこの部屋にたしかにあった研究ノートが突然紛失するなどということがあってたまるものではない...
海野十三 「四次元漂流」
...盗んだと云えば第一遺骨が紛失するので...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...女中部屋で頻々と物が紛失する...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「魂の喘ぎ」
...私は途中紛失することを恐れて...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼女は持っているのでありましょう? 殴打後私が立ち去ってから妻の屍体が紛失する迄の...
西尾正 「陳情書」
...門鑑を紛失するということは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...出したハガキが途中で紛失する例は再三ならずあるのです...
原民喜 「書簡」
...私はふとあの写真が紛失するのではないかと不安になった...
原民喜 「忘れがたみ」
...万年筆を二月に一本の割で紛失するなぞは誇るに足らない...
森於菟 「放心教授」
...或は時々手拭が紛失するので気をつけて居ると...
柳田國男 「どら猫観察記」
...文学はその科学のごとき有力なる特質を紛失する...
横光利一 「新感覚派とコンミニズム文学」
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