例文・使い方一覧でみる「紅塵」の意味
スポンサーリンク...紅塵の中に生きる：人世間の中で生きること... 
...紅塵の夢：世俗のうねりのなかで追い求める夢...
...紅塵漫畫：現実社会の中で起こる愛や人間模様を描いた漫画...
...紅塵情縁：世間にしがみつかず、自分の信じることを貫くこと...
...紅塵客：世間に流されない、孤高の人...
...一 清閑「乱山堆裡結茅蘆（らんざんたいりばうろをむすび）已共紅塵跡漸疎（すでにこうじんとともにあとやうやくそなり）莫問野人生計事（とふなかれやじんせいけいのこと）窓前流水枕前書（さうぜんのりうすゐちんぜんのしよ）」とは少時漢詩なるものを作らせられた時度たびお手本の役をつとめた李九齢（りきうれい）の七絶（しちぜつ）である...
芥川龍之介 「野人生計事」
...時々岩塊の一部崩壞落下し同時に紅塵の高く上昇するを觀る...
石川成章 「櫻島噴火の概況」
...深夜の紅塵にまじって支那少年の叫びがけたたましく流れてくる...
谷譲次 「踊る地平線」
...花も霞（かすみ）もその声の裡（うち）に備わりて身は紅塵万丈（こうじんばんじょう）の都門にあるを忘るべし...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...こゝは稍（やや）静かなれど紅塵ようやく深く鉄道構内の煤煙風に迷うもうるさし...
寺田寅彦 「半日ある記」
...風のある紅塵の日には...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...春頃の紅塵万丈の日には...
豊島与志雄 「北京・青島・村落」
...況ヤ此ノ盛都紅塵ノ中ニ在ツテ此ノ秀霊ノ境ヲ具フ...
永井荷風 「上野」
...漠々（ばくばく）たる紅塵のなかに何やら動いている...
夏目漱石 「虞美人草」
...糠粒（ぬかつぶ）を針の目からこぼすような細かいのが満都の紅塵（こうじん）と煤煙（ばいえん）を溶（と）かして濛々（もうもう）と天地を鎖（とざ）す裏（うち）に地獄の影のようにぬっと見上げられたのは倫敦塔であった...
夏目漱石 「倫敦塔」
...いつの間（ま）にか紅塵万丈（こうじんばんじょう）の都会に住んでる気はなくなって...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...紅塵千丈（こうじんせんぢやう）の市中（まちなか）ならねば凉（すゞ）しきかげもすこしはあり...
一葉女史 「たま※［＃「ころもへん＋攀」、U+897B］」
...紅塵万丈として天日昏し...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...絵画彫刻の美を感ずる人は紅塵（こうじん）十丈の裏にありても山林閑栖の楽（たのしみ）を得べく...
正岡子規 「病牀譫語」
...紅塵万丈（こうじんばんじょう）の中この一小閑地を残して荒涼たる山間の趣を留む...
正岡子規 「四百年後の東京」
...旌旆（せいはい）紅塵（こうじん）すでに城を出（い）づ...
南方熊楠 「十二支考」
...紅塵不染似山居...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...紅塵万丈の熱鬧（ねっとう）世界を遠く白雲緬（めんばく）の地平線下に委棄し来（きた）って...
夢野久作 「謡曲黒白談」
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