...然しここにくれぐれもお前に注意しておかねばならぬのは、今までお前が外面的の、約束された、習俗的な考え方で、個性の働きを解釈したり、助成したりしてはならぬという事だ...
有島武郎 「惜みなく愛は奪う」
...今度あったら一緒に行こうと約束された...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...これは俳句というものが特別に約束された文字の働きを持っているからである...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...これは遠望を約束された舞台上の効果から来る必然の技法でもあり...
高村光太郎 「能の彫刻美」
...あなたは一たん約束された...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...約束された結婚に青春の夢を寄せてゐたものだつたが...
徳田秋声 「のらもの」
...彼の前途は約束されたものだつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...こうした約束された言葉と文章とが中心となって叙述が行なわれる...
戸坂潤 「思想としての文学」
...ここでは人工的に約束された記号的な言葉やその記号的組み合わせである定式が...
戸坂潤 「思想としての文学」
...戦闘と約束された天国とに夢中になっていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...話すと約束されたその人の過去もまだ聞く機会を得ずにいた...
夏目漱石 「こころ」
...私にむかって採用を約束された...
蜷川新 「私の歩んだ道」
...殆(ほとん)ど小説の約束された形において...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...より幸福の約束された社会をつくるための...
宮本百合子 「あとがき(『幸福について』)」
...李氏は快く中に立って発送を約束された...
柳宗悦 「全羅紀行」
...しかしこれ等の美によって人間の幸福が約束されたわけではありません...
柳宗悦 「民藝の性質」
...約束された色合いである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...行幸を約束された...
吉川英治 「三国志」
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