...受附の男は何か頻りに聞き糺しながら面会の手続をしてやつてゐるらしかつた...
伊藤野枝 「監獄挿話 面会人控所」
...よく聽き糺して見ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...姓を糺し婚姻すべき時節を延ばさず取り結ぶべきことに候...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...文政八年のそれは周知のやうに「異國船渡來之節無二念打拂可申」といふ頑固なものであるが、天保十三年の改正令では「其事情不相分に、一圖に打拂候而は、萬國に被對候御所置とも不被思召候」また「異國船と見受候はば、得と樣子相糺し、食糧薪水等乏しく、歸國難成趣候はば、望之品相應に與へ」云々となつてゐて、この改正令も外國人の上陸は許さなかつたが、よほど緩和されたものとなつてゐる...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...先刻のお坊さんのことを聞き糺した...
豊島与志雄 「或る女の手記」
...黒い服を着た男が茫乎して居る私に姓名と住所を訊き糺した上...
西尾正 「陳情書」
...どうして馭者か馬丁からあの一行がどこの誰だか訊き糺しておかなかったのだろうと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...彼に農奴を売った人々を訊き糺して...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いろいろ訊き糺してみたのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...前後の模様を訊き糺してみることにした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...公裁を仰がずして其喧嘩の是非を糺して...
福沢諭吉 「帝室論」
...根掘葉掘訊き糺してゐるうちに...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...記者は先づ自分と父との間に職業問題に就き「意志の疎隔を生じ居れりとの風説」を糺したと云つてゐるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...無断で売ったのか否かを糺して見ると...
宮武外骨 「一円本流行の害毒と其裏面談」
...こんな人が來るんだがいいかどうかを聞き糺したが...
室生犀星 「巷の子」
...というふうに思うのです」その点を糺してみたが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...侯爵の方とて聞き糺して見ることも出来ず...
横光利一 「旅愁」
...凡骨がそれを百穗氏自身に問ひ糺してみると...
吉川英治 「折々の記」
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