...同時に又そう云う学校を兼ねた食糧や衣服の配給所でもない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...正しき理性の判断に堪(た)えるか?精神(こころ)の糧(かて)として何(ど)れ丈の価値を有するか?――われ等の教訓の存在理由は...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...事務所から一手に陸軍糧秣廠(りょうまつしょう)に納める事になっていた...
有島武郎 「カインの末裔」
...その後宇治の隊から兵が四五名盆地に糧秣(りょうまつ)求めに行った時ゲリラに襲われ...
梅崎春生 「日の果て」
...食糧品を両側に高く積み上げた雪中の廊下の光景などもおもしろい...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...梅干大の兵糧丸が三つか五つで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その日の糧に苦しむほど...
萩原朔太郎 「宿命」
...毎日十二オンスだけの糧(かて)で暮した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...兵糧米二万斛(こく)の借用を申しこむと...
吉川英治 「三国志」
...ことに味方も長途に疲れ、後方の聯絡、兵糧の補給は、いよいよ困難を加えますし、袁紹病むといえども、審配、逢紀などの名将もおること、これ以上の深入りは、多分に危険もともなうものと思慮せねばなりません」と、諸将みな諫(いさ)めた...
吉川英治 「三国志」
...兵にも腰兵糧(こしがて)の用意をさせなどしたら...
吉川英治 「私本太平記」
...ガサガサ……と腰(こし)の下の馬糧のワラがくずれるとともによろついて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...晩の糧(かて)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...城下の十方はすべて焦土、糧道なく、水の手は涸(か)れ、しかも援軍の来るお見こみもまずあるまい...
吉川英治 「新書太閤記」
...めいめいの鞍側(くらわき)についている兵糧やら軍用の荷物の重量を...
吉川英治 「新書太閤記」
...「ひどい煙だな」兵糧炊(ひょうろうかし)ぎの夕けむりに...
吉川英治 「新書太閤記」
...もとの馬糧廠(ばりょうしょう)まで馳けもどってきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...食糧にありつくと冒険者たちは前の苦難を忘れてまた前進に移った...
和辻哲郎 「鎖国」
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