...それから此(こ)れは傭人(やとひにん)にも炊(た)いてやれないのだからお前(まへ)がよければ持(も)つて行(い)つて秋(あき)にでもなつたら糯粟(もちあは)の少(すこ)しも返(かへ)せと二三斗(ど)入(はひ)つた粳粟(うるちあは)の俵(たわら)とを一つに遣(や)つた...
長塚節 「土」
...は粳と同じウルチネである...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...昔は多分粳(ウルチ)を用いたろうから自然繋ぎの必要を感じたのであろう...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...その花は図上に示すが如く疎々たる円錐状を成しその小穂には各小粳を具う...
牧野富太郎 「植物記」
...雕物(ほりもの)した盆に蜜と粳米(うるしね)を和(ま)ぜて入れたのを食うべきだ...
南方熊楠 「十二支考」
...汝ら鬱単越洲(うったんのっしゅう)に往き自然成熟の粳米(こうまい)を取って食えと...
南方熊楠 「十二支考」
...浄き粳米ありて耕作入らず自然に生え一切の味を出す...
南方熊楠 「十二支考」
...自然成熟の粳米を採り還って満腹賞翫したので...
南方熊楠 「十二支考」
...今生に北洲の自然粳を採り来て美食に飽き得たというのだ...
南方熊楠 「十二支考」
...粳米等を炒(い)って室隅に擲(なげう)って鼠に食わしめ...
南方熊楠 「十二支考」
...もとは常の日は粳米より惡いものを食つて居たからで...
柳田國男 「食料名彙」
...シャクノコメ粳米をシャクの米といふことは四國ばかりで無い...
柳田國男 「食料名彙」
...粟に糯と粳との二種があり...
柳田國男 「食料名彙」
...もとは常の日は粳米(うるちまい)より悪いものを食っていたからで...
柳田國男 「食料名彙」
...シャクノコメ粳米をシャクの米ということは四国ばかりでない...
柳田國男 「食料名彙」
...粟に糯と粳との二種があり...
柳田國男 「食料名彙」
...粳(うるち)の粉をまだらに顔へこすったような...
吉川英治 「私本太平記」
...木賃でこしらえてくれた貧しい粳(うるち)の柏巻(かしわま)きが幾ツかあったにすぎないが...
吉川英治 「平の将門」
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