...而して其天下に馳鶩したるは木曾の挙兵より粟津の亡滅に至る...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...必ず粟野さんに教わりに出かけた...
芥川龍之介 「十円札」
...彼はただ粟野さんの前に彼自身の威厳(いげん)を保ちたいのである...
芥川龍之介 「十円札」
...青草の中に罌粟(けし)らしい花が澤山咲き亂れてゐる...
石川啄木 「札幌」
...餌の粟をじやり/″\と縁側に落す...
鈴木三重吉 「女の子」
...その中の六人組は曲搗の粟餅屋さんである...
種田山頭火 「行乞記」
...また粟(あわ)に似たのや...
寺田寅彦 「柿の種」
...朱色の罌粟(けし)や赤椿などは前者の例であり...
寺田寅彦 「雑記帳より(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...粟、もろこし、岡穗の稻熟せし畠つゞきたる彼方に水道淨水場あり...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...それから曲げた首を真直(まっすぐ)にして足の下(もと)にある粟と水を眺めた...
夏目漱石 「文鳥」
...彼の膚には粟が生じ...
原民喜 「虹」
...たまさかの穂は、葉のうちに隠れて花もかからず、それさえ百分の一というのに、大豆、稗、粟、蕎麦のたぐいは、八月十三日の大霜に逢い、一夜のうちに全滅してしまった...
久生十蘭 「ボニン島物語」
...粟はちゃんと納屋に戻(もど)っていました...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
......
三好達治 「山果集」
...朽木氏は備後国深安郡(ふかやすごほり)加茂村粟根(あはね)の人で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...挽いて粉にしておいて糯・粟などを加えたくさんの蓬(よもぎ)や山牛蒡(やまごぼう)の葉を搗き込んで草餅として...
柳田國男 「食料名彙」
...野生の雛罌粟(コクリコ)と矢車草とが総(すべ)ての畦路(あぜみち)と路傍とを埋(うづ)めて咲いて居るのである...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...夕暮は罌粟(けし)の匂いがする私は食事をすますと...
蘭郁二郎 「※[#「氓のへん/(虫+虫)」、第3水準1-91-58]の囁き」
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