...その膚(はだ)には粟が生じ...
魯迅 井上紅梅訳 「不周山」
...ついで粟屋品三が禿頭をふりたてて登壇すると議場は道化役者をむかえたように早くも笑声に満たされた...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...則※然寒顫シ肌膚為レ之粟生セリ矣...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...塊(かたま)りの粟飯を頬張って云った...
徳永直 「戦争雑記」
...二年前には粟粒発疹熱(つぶはしか)がありましたし...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...粟も稗も餓ゑばうまけむ...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...山陵のめぐりは畑で豆や稗や粟が作つてある...
長塚節 「松蟲草」
...古柯も罌粟の精もわけなく手に入るから...
久生十蘭 「うすゆき抄」
...鯛(たい)の白子(しらこ)は粟子(あわこ)よりも遥かに旨(うま)し...
正岡子規 「病牀六尺」
...じぶんで粟餅(あはもち)をこさへて見たくてたまらなかつたのだ...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...粟つぶをくりぬいたコップで一万べんはかっても...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...粟に糯と粳との二種があり...
柳田國男 「食料名彙」
...挽いて粉にしておいて糯・粟などを加えたくさんの蓬(よもぎ)や山牛蒡(やまごぼう)の葉を搗き込んで草餅として...
柳田國男 「食料名彙」
...灯りを持っておいで、粟が煮えたよ...
吉川英治 「三国志」
...播磨宍粟(しそう)郡山崎の城の黒田官兵衛孝高(よしたか)が...
吉川英治 「新書太閤記」
...粟田口(あわたぐち)の青蓮院(しょうれんいん)についたころは...
吉川英治 「親鸞」
...花頂山(かちょうざん)のいただきも、粟田山も、如意ヶ岳も、三十六峰は唐(から)の織女(おりめ)が繍(ぬ)った天平錦(てんぴょうにしき)のように紅葉(もみじ)が照り映えていた...
吉川英治 「親鸞」
...粟田」と書いてある...
若山牧水 「青年僧と叡山の老爺」
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