...急にその粒々が殖えて来た...
梅崎春生 「幻化」
...さらに小さい粒々の黒点が...
海野十三 「火星兵団」
...粒々(つぶつぶ)の汗が...
田中英光 「オリンポスの果実」
...米粒の中の仏様という表現と粒々辛苦という表現との差は...
中谷宇吉郎 「米粒の中の仏様」
...一粒々々に芯(しん)のある飯を炊くのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...な勇」「細工は粒々さ...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...粒々半カ年にわたる工作の荒筋だった...
服部之総 「新撰組」
...一ツ二ツ三ツ四ツ玉蜀黍の粒々は...
林芙美子 「新版 放浪記」
...ぞうげ色の粒々が行列して出て来る...
林芙美子 「新版 放浪記」
...海の青さの海で真紅に燃えていたその一粒々々は揺れ合い折れ重なり...
槇村浩 「異郷なる中国の詩人たちに」
...茶褐色(ちゃかっしょく)の粒々を...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...そこに白く光った白米の粒々を想像し...
宮本百合子 「青田は果なし」
...段々こまかく粒々になってとけ込んで行くような工合になる...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...覚えていらっしゃること? 白い紙につつんで、ボンボンの粒々...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そうして漬物用の菜を一般にヒラグキとも呼んでいる(粒々辛苦)...
柳田國男 「食料名彙」
......
山之口貘 「鮪に鰯」
...科學的にいふところの血球の一粒々々には祖先の何ものかが影響してゐるとみてまちがひない...
吉川英治 「折々の記」
...よほどな粒々辛苦(りゅうりゅうしんく)で...
吉川英治 「私本太平記」
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