...純粋な硝酸または塩酸を注ぐと泡を出して溶解する...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...恰かも純粋の歴史に対するが如くに神話の記事を論じたるものあり...
高木敏雄 「比較神話学」
...(粋(いき)で、上品で、地位(みぶん)のある方よ、それで若旦那のことを思ってらっしゃる方って、ぜんたいなんだ)広巳は考えた...
田中貢太郎 「春心」
...自然的及び人間的事実は純粋科学(狭義の科学と歴史)の対象である...
レオン・ワルラス Leon Walras 手塚壽郎訳 「純粋経済学要論」
......
戸坂潤 「辞典」
...経験的直観に於ける感覚の一定量が次第に減じて零となる時純粋直観となる(K. d. r. V. S. 208)...
戸坂潤 「物理的空間の成立まで」
...粋といひ意気といふ江戸伝来の風儀なくなれば三味線弾は広告屋の楽隊と異る所なく芸者は簡単なる醜業婦にして...
永井荷風 「桑中喜語」
...北原の無粋を見かけての御註文ですね...
中里介山 「大菩薩峠」
...他にポリドールに抜粋(ばっすい)が五枚入っている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...純粋の理論家には...
萩原朔太郎 「ニイチェに就いての雑感」
...ア行の「エ」は純粋の母音であり...
橋本進吉 「古代国語の音韻に就いて」
...白魚なら生きたままを生海苔で食べるという三代前からの生粋の深川ッ子で...
久生十蘭 「ユモレスク」
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槇村浩 「餅の歌」
...純粋の大根と米糠といったような原料だけできわめて長い時間をかけてじりじりと漬け込んで行き...
三澤勝衛 「自力更生より自然力更生へ」
...その低下と一部の人の妙な純粋性への偏向がああいうジャーナリズムの産物を存在させている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人も物もこのぐらい純粋に集って動いている所は外には求め難い...
柳宗悦 「全羅紀行」
...文政ごろのような粋人の学者がたくさん残っていた...
柳田国男 「故郷七十年」
...純粋のエキスですから神気の冴える事は非常なものです...
夢野久作 「狂人は笑う」
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