...純粋の美を望むのは...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...純粋の遊離説話の性質を有する...
高木敏雄 「比較神話学」
...「粋人らしくもねえ...
太宰治 「新釈諸国噺」
...生粋の倫敦人でもうっかりすると迷児(まいご)になるくらいだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...純粋に郷土の伝統から生れた農民芸術であると云えよう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...「制度学」的に又「儒教」的に資本制を越えて時代を遡るこれ等の国粋的哲学や東洋民族的アジア哲学...
戸坂潤 「技術の哲学」
...例えば吾々は有名な自然科学者の内に往々一種の憂国の士や国粋主義者を見出す...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...コーエンの「純粋意志の倫理学」...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...この手がそんな幼い時の感触を純粋に残しているはずがない...
外村繁 「澪標」
...六 純粋科学と国力こういうふうに言うと...
中谷宇吉郎 「科学は役に立つか」
...今ではポリドールに抜粋(ばっすい)した「縮小歌劇」しかない...
野村胡堂 「楽聖物語」
...貴方って若くて純粋...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...すいぶん粋だろうじゃないか」「冗談ばっかし……あなたのような見栄坊が...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...)『同数の個人に対する同量の純粋貨幣収入も...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...ために純粋の商工業国の蒙る害悪の若干を蒙り...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...粋(いき)な女下駄や...
吉川英治 「脚」
...たいへん粋(すい)な貴公子だと...
吉川英治 「新・水滸伝」
...これらは目にふるるままに不用意に引用した例であるが、その純粋、熱烈な音調と言い、緊張した心持ちと言い、直視の鋭さと言い、写実の妙と言い、これをギリシア盛時の叙情詩に比するも決して遜色(そんしょく)はあるまいと思う...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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