...この火山島(かざんとう)は直徑(ちよつけい)僅(わづか)に三粁(さんきろめーとる)の小圓錐(しようえんすい)であつて...
今村明恒 「火山の話」
...エトナは西暦(せいれき)千八百九年(せんはつぴやくくねん)乃至(ないし)千九百十一年(せんくひやくじゆういちねん)の十回(じつかい)に於(おい)て合計(ごうけい)〇・六一立方粁(りつぽうきろめーとる)しか出(だ)してゐない...
今村明恒 「火山の話」
...今何粁だ、二十八粁、ちがうちがう、そしてまた直ぐに、今は? 二十五粁、益々ちがう、更につづけて、今度は? 二十九粁、やっぱり駄目だ、どうしてそんなにわからんのだ、ちゃんとなにかで覚えてなくちゃいけない、いいか、今度はどうだ? 三十五粁……いかん、まるで出鱈目(でたらめ)だ、俺はいい加減なところを聞いてるんじゃない、時間がかかってもいいからしっかり答えてくれ、どうだ今は? 然しその時はもう相手の返事がない...
上田広 「指導物語」
...花田中尉の所在はそれより北方三粁(キロ)の地点である...
梅崎春生 「日の果て」
...花田が居るという部落は此処から三粁(キロ)ほどである...
梅崎春生 「日の果て」
...もう三粁も来たのか?随分(ずいぶん)長かったような気がするし...
梅崎春生 「日の果て」
...それは約十粁(キロ)ばかり東へいった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...粁程(キロてい)、六十三粁...
太宰治 「佐渡」
...医療費を催促しない医者白老川をさかのぼること約14粁...
知里真志保 「生きているコタンの銅像」
...海の一番深い所といわれるエムデン海溝が一〇・八粁の深さである...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...僅(わず)か十粁を越えたところを問題にしているに過ぎないし...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...数粁(キロ)上空の方が地上よりかえって温度が高いことが多いのだから...
中谷宇吉郎 「雪」
...三粁(キロ)ほど南(みなみ)の山(やま)の中(なか)にある小(ちい)さな谷(たに)で...
新美南吉 「ごんごろ鐘」
...恐らく三〇乃至四〇平方粁に及んでいるであろう...
仁科芳雄 「原子力の管理」
...一〇八八粁(にひゃくななじゅうり)もゆられて行くのはどうも心もとない気がするんだ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...筏はキャンヌの岸を離れることすでに四粁(いちり)余り...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...一万八千粁も飛ぶことが出来るのだ...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...大体月までの平均距離は三十八万粁(キロ)ばかりある...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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