...彼は細作のような体型です...
...父は細作で、私たちは母親似の体型です...
...あの選手は細作だけど、スピードがある...
...彼女は細作なのに、大食いです...
...彼は小柄で細作ですが、非常に力持ちです...
...細作(さいさく)となって聚楽(じゅらく)の邸へ奉公をしたのである...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...甲斐の武田信玄は徳川方の細作(さいさく)を掃蕩するために領内の盲人八百人を鏖殺(おうさつ)したと云う伝説があり...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...而も三成の命を啣(ふく)んで細作(さいさく)となるべく志した行者順慶...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...新庄はちよつと沈んだ、睫毛の長いその目と、色の真白い、むしろ蒼白い、細作りの、意気味をもつた顔の形と、しなやかな姿態とが好きであつたが、此の女が自分を好きなのか嫌ひなのか寸分も解らなかつた...
徳田秋聲 「浪の音」
...四十余の細作(ほそづく)りな男...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...お由羅派の細作共ではないかしら)と...
直木三十五 「南国太平記」
...ことにその行方を知りたがって細作(しのび)をこしらえておく神尾派の者までが...
中里介山 「大菩薩峠」
...「出刄庖丁はどうしたんだ」「此處にあるよ」「どれ」白い晒木綿(さらしもめん)に包んだのは、何處のお勝手にもあると言ふものではなく、時々は刺身庖丁(さしみばうちやう)の代りにもなつたらしい、細作りの出刄で、血に染んで慘憺たる色をして居りますが、よく砥(と)ぎ澄ましたものらしく、紫色にギラギラと光つて居ります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...遠慮はせぬ男じゃ」「…………」「細作(しのび)は人並みに仕遂(しと)げたが...
長谷川伸 「討たせてやらぬ敵討」
......
樋口一葉 「別れ霜」
...これを細作(さいさく)密偵に使役したものらしく...
柳田国男 「雪国の春」
...城中から捜りに出ていた細作(おんみつ)は...
吉川英治 「三国志」
...遠くへ行った細作(ものみ)が帰ってきて...
吉川英治 「三国志」
...ただ諸方へ細作(さいさく)を放って...
吉川英治 「三国志」
...蜀の細作からすぐ成都へ飛報された...
吉川英治 「三国志」
...味方の細作(さいさく)(おんみつ)から入ッていたと思われる...
吉川英治 「私本太平記」
...細作(さいさく)(さぐり)の眼をくばっておけよ」と...
吉川英治 「私本太平記」
...その細作(さいさく)(しのび)はいつ帰るのか...
吉川英治 「私本太平記」
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ベリーグッドマン