...もしまた、別に宿を取った時は、その家へ申し置くから、わかるようにして置く」「よろしうございます、私は、只今のところ、仕事が少々忙(せわ)しうございますから、今晩――夜分も遅くなるかも知れませんが、必ずお伺い致しますから、おかまいなく、お休みになってお待ちくださいませ」「うむ――では」と言っているうちに、右の蛇籠作りは、大忙しがりで、ついそこの柳の木の下へ引込んでしまい、そこで、以前の通り一心に蛇籠を編み出したものですから、白雲も、ちょっと手のつけようがなく、そのまま川原道を急いで行くと、やがて、前から来た槍の同勢と、後から来た岡っ引の連中との間にはさまれたような形になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛇籠作りが一心不乱に蛇籠を編んでいるのがかすかに見られて...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの知らせてくれた蛇籠作りの老爺(おやじ)こそ...
中里介山 「大菩薩峠」
...それもあの蛇籠作りの老爺が知っているだろう...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの名取川の蛇籠作(じゃかごづく)りの変な老爺(おやじ)――こっちは話に夢中で忘れてしまってはいたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛇籠作りの老爺(おやじ)でございます」「うむ...
中里介山 「大菩薩峠」
...この蛇籠作りの老爺も...
中里介山 「大菩薩峠」
...蛇籠作りの老爺は...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの名取川べの蛇籠作(じゃかごづく)りの時に...
中里介山 「大菩薩峠」
...ほかには彫物、竹笠作り、駕籠作り、紙漉(かみす)き、元結、草履、繩細工、米搗(こめつ)き、大工、左官、百姓、炭団(たどん)、などという職種があり、もっこ部屋の残された人足たちは、これらの仕事の助け役をするわけで、材料を船からおろしたり、成品を積み込んだり、手のたりないところを手伝ったりするのであった...
山本周五郎 「さぶ」
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