...一人の婆アさんがココの實を籠に入れて賣りに來たので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...随筆家の友人は土産(みやげ)にと持って来た柿の籠(かご)をいっしょに持って往って置いてくれと云った...
田中貢太郎 「青い紐」
...土産にと持つて来た柿の籠を一緒に持つて往つて置いてくれといつた...
田中貢太郎 「青い紐」
...当分は室堂へお籠(こも)りのつもりで出かけましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その籠の傍に、今度は全く別な人影が一つ立っている...
中里介山 「大菩薩峠」
...石灯籠(いしどうろう)の灯(ひ)のほのかに照した中庭――...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...神妙に籠つて居たことになります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ふと落ちている印籠に気付いて拾う...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...札木合(ジャムカ)(部落民を射ようとしている弟を見て)台察児(タイチャル)! 長の籠城...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...御屋敷内又は他所より急病人等申越候はば駕籠にて罷越療治仕遣度...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...炬火を燈籠に改めたという古い記録があって...
柳田国男 「年中行事覚書」
...駕籠徳の者か」と云って正四郎は笠をぬいだ...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...果物の籠も掛けているのだった...
吉川英治 「三国志」
...ただ彼として、籠城に際して、最も大きな苦痛だったのは、事急のために、糧米を搬入するいとまがなく、冀城の内にも、わずか十日に足りない食糧しかないことだった...
吉川英治 「三国志」
...「こんな籠城の中からでさえ...
吉川英治 「私本太平記」
...亀山に籠(こも)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...共にそこへ楯籠(たてこも)ろうとして来たのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...自家の薬丹(やくたん)を印籠(いんろう)から取り出しなどしている間に...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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