...小さな皿に入った油と植物の髄の燈心とが紙の燈籠の中で弱々しく光っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...あけびを籠一杯とって来た」「籠一杯のあけびをどうする気だね」お千代はプイと立って隣の座敷へ行ってしまった...
石川欣一 「山を思う」
...大葛籠を肩に担いで...
江見水蔭 「硯友社と文士劇」
...大きな黒猫が籠のなかで背中を丸めているだけで...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「土色の顔」
...寧ろ同人雑誌に立て籠ることによって...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...つぎはぎだらけの粗末極まる私の襯衣がきちんとたたまれて乱籠にはいっているのに...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...平然としてそれを籠の中に入れてるのだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...評判の色悪(いろあく)の公卿(くげ)さんに籠絡(ろうらく)されてしまって...
中里介山 「大菩薩峠」
...駕籠屋もいないし...
中里介山 「大菩薩峠」
...何十里走らせようとも別にまた駕籠賃だの...
中里介山 「大菩薩峠」
...電車は人屑をいっぱい詰めて威張って往来を歩いてるじゃないか」「ハハハハすると君は屑籠の運転手と云う事になる」「君が屑籠の社長で...
夏目漱石 「虞美人草」
...駕籠はピタリと停(とま)りました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...二人の妾(めかけ)と共に引籠つて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...皆んなに見えるやうに葛籠(つゞら)の上に置いたやうでしたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...主人は奥へ籠ったまま...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...床柱の花籠に申訳のように薊(あざみ)と刈萱(かるかや)を投げいれ...
久生十蘭 「ユモレスク」
...そこでちょうど鳥籠の前で見られるようなことが起る...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沿岸の住民は食糧を携えて山城に籠った...
和辻哲郎 「鎖国」
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