...また駕籠かきが一人当り駕籠の重さその他すべてを勘定して...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...冬になると家に引き籠って了うが...
石川欣一 「山を思う」
...多くの時間は二階に閉籠(とじこも)って学校の先生としての忠実なる準備と英文学者としての真面目な修養とに力を注いでいたのである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...お土産の葛籠の中でも一ばん重い大きいやつを貰つて来ませう...
太宰治 「お伽草紙」
...沼の岸の柳の枝にぶらさげた三個の燈籠であった...
太宰治 「懶惰の歌留多」
...織部正則重は此の籠城の期間中も相変らず奥御殿に閉居して人前に姿を現わすことなく...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...また健全な方を籠に入れて吊しておいても...
寺田寅彦 「話の種」
...印籠一つと、かけ代えに、商売道具を台なしにされたと思うと、怨みと、怒りとで、いっぱいになってきた...
直木三十五 「南国太平記」
...竜之助は一室に閉籠(とじこも)ったまま咳(せき)一つしないでいるから...
中里介山 「大菩薩峠」
...娘の身體を駕籠から抱きおろしかけましたが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...屡々夜半まで此處に籠る秋岳をつかまへて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...どうしてあなたは私を避けるのですか?――閉ぢ籠つて...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...二階の炬燵(こたつ)に火を入れさせて閉籠(とじこも)った...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...今夜の謎の駕籠だけは...
吉川英治 「大岡越前」
...網屋という旅籠(はたご)の一室に陣取り...
吉川英治 「剣難女難」
...わしがこの鎖駕籠に乗っていたのじゃ」「お! では老先生...
吉川英治 「神州天馬侠」
...他の人々が籠城して討死(うちじに)した場合...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...国元の大和(やまと)柳生の庄へ引籠(ひきこも)った...
吉川英治 「柳生月影抄」
便利!手書き漢字入力検索