...私のには簡潔な英語が使用してあった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...極めて簡潔な文字である...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...不埒至極の者共であると思う」と簡潔な一語に満腔の憤懣をもらしたのち...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あのすぐれた簡潔な筆致は...
田山録弥 「正宗君について」
...中にいろいろな対話が簡潔な含蓄のある筆で写されていたり...
寺田寅彦 「春寒」
...* この一節に就いては坂本三善氏の簡潔なスケッチがある(「日本主義思想の露漲」――『唯物論研究』一九三四年四月号)...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...如何に複雑な理論も簡潔な説得力を持つものだということを...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...なるべく簡潔な筆づかいの小説を書き始めたところへ...
豊島与志雄 「戯曲を書く私の心持」
...「うん」と云う簡潔な返事がある...
夏目漱石 「虞美人草」
...稲妻(いなずま)のように簡潔な閃(ひらめき)を自分の胸に投げ込んだ...
夏目漱石 「行人」
...簡潔な言葉で挨拶した...
久生十蘭 「キャラコさん」
...諸対象の継続した存在の簡潔な想定は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...そしてさういふ簡潔な文章に依る描寫は...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...* プルウストのなげやりな混雜した文體は私の簡潔な文體への好みを困らせる...
堀辰雄 「續プルウスト雜記」
...前の詩集とは見ちがへるほど簡潔な手法で...
堀辰雄 「ノワイユ伯爵夫人」
...するとこの東洋ふうの寺院の簡潔な華麗さが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...『エッダ』はその獨特な簡潔な表現で...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...斯(か)う云ふ事に簡潔なのが何(ど)れ丈(だけ)便利で且(か)つ経済的だか知れない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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