「篩」の意味
ふるい分ける道具
小説での「篩」の使い方
...手に揉(もみ)てあらき篩(ふるひ)にかけて渋皮(しぶかは)をさり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...糠(ぬか)を篩(ふる)いながら講義を聞く生徒もあるべし...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ほとんど篩(ふるい)を廻すような軽みで左右に揺れ出したのには...
中里介山 「大菩薩峠」
...お袋は顏から衣物から埃のやうに粉を浴びて莚の上で箱篩の手を動かして居る...
長塚節 「芋掘り」
...女房(にようばう)は忙(いそが)しい思(おも)ひをしながら麥(むぎ)を熬(い)つて香煎(かうせん)も篩(ふる)つて置(お)いた...
長塚節 「土」
...篩(ふるい)をもって追っかけてゆきました...
新美南吉 「小さい太郎の悲しみ」
...充分に灰を篩(ふる)わせた...
羽志主水 「越後獅子」
...その篩った饂飩粉(うどんこ)をやっぱり玉子一つに今の中位な匙へ山盛一杯の割ですから玉子三つに三杯だけ少しずつ幾度(いくたび)にも玉子の泡の中へ交ぜるのです...
村井弦斎 「食道楽」
...別に篩の中へメリケン粉を大匙五杯にベーキングパウダー即ち焼粉(やきこ)を大匙一杯入(いれ)て篩出(ふるいだ)します...
村井弦斎 「食道楽」
...この粉と焼粉を篩(ふる)って例の通りザット黄身の方へ混ぜてそれから五つ振(ぶ)りの白身をよくよく泡立ててバラバラと粉を振りかけながら幾度(いくど)にも混ぜて行って...
村井弦斎 「食道楽」
...暫(しばら)く溜めて日に干しておくとカラカラになりますから擂鉢(すりばち)かあるいは石臼(いしうす)で搗(つ)き砕いて篩(ふるい)で幾度(いくど)も篩いますと立派なパン粉が出来ます...
村井弦斎 「食道楽」
...神性を我々の篩(ふるい)にかけようとする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...最後に篩の上になる屑籾のことなのである...
柳田國男 「食料名彙」
...米や蕎麥の粉の篩の滓がサナゴ(土の香一六卷三號)...
柳田國男 「食料名彙」
...蕎麦を篩にかけて残った滓がメクソだといっている(風俗画報二三〇号)...
柳田國男 「食料名彙」
...だんだん篩(ふるい)にかけられて...
吉川英治 「魚紋」
...穀倉の中の土まで篩(ふるい)にかけてつないで来た奉行の苦心を聞くと...
吉川英治 「新書太閤記」
...『これでおよそ篩(ふるい)がかかった』と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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