...殊に同情が篤いようである...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...墺国の軽歩兵(忠誠の念篤いウンガルン兵等である)はフリードリヒ大王を非常に苦しめたのであり...
石原莞爾 「戦争史大観」
...しかるに第二軍司令官ビューローは古参者であり皇帝の信任も篤い紳士的将軍であったが機略を欠き...
石原莞爾 「戦争史大観」
...まことに将軍家の御信仰の篤いこと...
太宰治 「右大臣実朝」
...己れの崇拜する者への篤い禮を致しつつ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そこであの男は俺に對する篤い尊敬の念からして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...太宗は彼らが義を守ることの篤いのを感歎して...
穂積陳重 「法窓夜話」
...夫人の信用はおしもに篤いのだった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...藩主の信任のもっとも篤い人物として...
山本周五郎 「落ち梅記」
...信長公は尊王のお志に篤いおかたで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...その信義に篤い様子を見て...
吉川英治 「三国志」
...おれは知己の篤い志に酬いたらいいのか」「いや...
吉川英治 「三国志」
...「いつもながら信義に篤い足下の早速な会同を満足におもう」と...
吉川英治 「三国志」
...特に忠義の心の篤い人物です...
吉川英治 「三国志」
...かれの病の篤い由を聞かれると...
吉川英治 「三国志」
...かれの病はかなり篤いと...
吉川英治 「三国志」
...実に孝心の篤い子で...
吉川英治 「三国志」
...武蔵と心交の篤いものが知れていてもよい筈であるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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