...かくて、編緝局の命にて、かならず全部の刊行をはたすべし、刊行の工事は同局の工塲に托すべし、篇首に、本書は、おのれ文部省奉職中編纂のものたることを明記すべし、そこばくの獻本すべし、などいふ約束を受けて、十月二十六日、稿本を下賜せられ、やがて、同じ工塲にて、私版として刊行することとはなりぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...さて、内外の苦情は、身ひとつにあつまりきて、陳謝に陳謝をかさねて、遁るべき道なくなりつ、又、ふたとせあまりがほどの坐食に、石の儲なきにも至りつ、今はせむすべなくて、さては、篇中、およそ七八分より末は、いそぎにいそぎて、十分なる重訂もえせられず、不用なるめりと思はるゝ語、又は、註に引ける例語のふたつみつあるなどは、愛を割きてけづりて、(篇首の數頁は、初稿のまゝなり、篇末、又かくのごとし、されば、前後の詳略の、釣りあはぬところも、又、符號などのそろはぬ所も出できつらむ、)ひとへに、完結の一日もはやからむことをのみ期しぬ...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...篇首に載せつ)今はしばらくこゝにとぢめて...
大槻文彦 「ことばのうみのおくがき」
...これを篇首に掲ぐ...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...篇首の三句と篇末の二句は夏の史官の辭ではあるが...
内藤湖南 「禹貢製作の時代」
...其の篇首の殷齊中也といふ一句は...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...さうすると釋言の篇首に此の二つの異つた思想が一句に含まれてゐるのは如何といふに...
内藤湖南 「爾雅の新研究」
...(二)宋の王柏は論語の堯曰篇首の二十四字を堯典の脱簡なりとして...
内藤湖南 「尚書稽疑」
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