...わたしのことを箆棒(べらぼう)にほめていたそうだ...
魯迅 井上紅梅訳 「村芝居」
...靴箆(くつべら)じゃありませんか」中村係長が頓狂(とんきょう)な声を出した...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...こちらへ来て下さい」博士は靴箆を持って...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...この靴箆が犯人の持物とすれば...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...150鏃(やじり)を箆(やがら)に固着せしむる紐なるべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...ケチケチするない箆棒様(べらぼうさま)」といって屋台の下から...
中里介山 「大菩薩峠」
...「箆棒(べらぼう)...
長塚節 「土」
...「箆棒(べらぼう)...
長塚節 「土」
...箆棒(べらぼう)め...
夏目漱石 「永日小品」
...尋常の竹箆返(しっぺいがえ)しさえ控えたのは...
夏目漱石 「坑夫」
...騙(だま)された君よりもよっぽど田口の方が箆棒ですよ」敬太郎には騙された自分の方が遥(はる)かに愚物(ぐぶつ)に思われた...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...竹箆(たけべら)に代わるような浅ましいこの頃でございました」平次は慰め兼ねました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ウマウマとはめられた竹箆(しっぺ)がえしの方法を今まで沈考(ちんこう)していたのだった...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...竹箆をとりあげて...
久生十蘭 「金狼」
...木箆(きべら)(5)を手にしながら学校の峻厳(しゅんげん)な法則を執行していた人なのであろうか? おお...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「ウィリアム・ウィルスン」
...女学校で用(つか)う手芸用の箆(へら)だよ...
山下利三郎 「誘拐者」
...自分の竹箆(たけべら)を減らして...
吉川英治 「醤油仏」
...この箆(へら)ですぱっと切ってある土の痕(あと)ですが……」「ふむ!」芸術家の持ち前を光悦も持っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
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